熟練クラフトマンが作る「forme(フォルメ)」の革靴
~レクトホールよりvol.2 ~
デイリー連載「今日のひとしな」コラム第二回の今日は、 forme(フォルメ)の革靴をご紹介します。
一年前まではほとんど毎日スニーカーを履いていました。
特別な日はシューズクローゼットから革靴を出してきていろいろ検討するのですが、いまいち自分の服装にぴったりくるものを持っていなくて、コーディネートに悩みました。
あと、ソールの堅さからどうしても疲れてしまうので、“わりときれいめな格好にスニーカー”というのがそれまで定番のスタイル。でも、このフォルメの靴に出会ってからは、“普段も革靴”というのが多くなりました!
レクトホールのスペースで展示会をしたいとフォルメさんからオファーをいただいて、初めて拝見したのですが、イメージがぴったりはまりました。
独特な丸みのあるフォルムとベビーカーフの上品なツヤ、そして靴の周りのウェルトの色のせいかもしれません。
グッドイヤーウェルテッドという製法で作られた靴には、周りにぐるっとせり出したウェルトという部分があり、そこに縫い目があります。ウェルトをライトブラウンにすることで縫い目が浮き上がり、手で仕上げた丁寧さが伝わってきます。
また、靴の黒とちょっとのライトブラウンというツートンのおかげで、カジュアルな服装にも合い、バッグや小物との色合せもしやすいのだと思います。
履いてみると、インソールがやわらかに沈み、履き心地も抜群です。
デザイナーの小島明洋さんは、「靴はファッションの一部である前に、生活に根ざした『道具』であり、そこから必然的に生まれてくるデザイン、作りの確かさ、をベースにformeとしての現代的解釈を交えた靴を提案し続けていきたい」とおっしゃっています。
まずはファッション性の追求より、機能が第一でそこから無駄のない美しさが生まれ、様々なスタイルにフィットするのだと思いました。
レクトホールでは主に、内羽根ストレートチップシューズと外羽根プレーントゥシューズの2種類を扱っています。イギリスの王室が起源で正式なシーンでも活躍できる内羽根ストレートチップ、軍用が元になっている外羽根プレーントゥ。この2足はかなり重宝します。
日本の熟練した技術を持つクラフトマンが制作しているので、修理を直接お願いできて長く履き続けられるところも魅力です!
forme
①ストレートチップシューズ
Color:ブラック
¥64,000+tax~
②プレーントゥシューズ
Color:ブラック
¥60,000+tax~
クリーンでジェンダーにとらわれない服、装飾や汚れをそぎ落とし、シンプルで清潔感のある仕上がりを目指したアンティーク家具、個性が光る作家ものの器などを扱うショップ。デイリー連載「今日のひとしな」のコラム執筆は、オーナーの廣田佐知子さん。
東京都渋谷区恵比寿南2-15-6 greenhills GF TEL 03-3716-1202
12:00~19:00 月曜定休 http://rectohall.com
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