「いつもなんだか眉が変」そんな方必見! レイナ流毛並みの整った美しい眉の描き方

2023.12.19

いつも一番時間をかけているのに、左右の形が違ったり、のっぺり海苔眉になってしまったりと、眉メイクがうまくいかない! と感じている方、多いようです。今回は「眉の描き方が何年も前からアップデートできていない」という、大人女子代表のRさんをモデルに、毛流れの美しいイキイキとした眉の描き方をメイクアップアーティストのレイナさんに教わります。

まずはカウンセリングからスタート。Rさんは数年前に眉にアートメイクを入れたそう。

コスメに詳しく、スキンケアにも熱心なRさん。アートメイクに添って眉を描いているので、当時トレンドだった弓なりのやや細めの眉で定着しています。

「おでこは広めで、目と目の間隔が狭めのタイプのお顔なので、イキイキとしてキリっとシャープな印象なのが素敵ですね」とレイナさん。「ただ、メイク次第で少し険しい印象になることがあるので、そこに気をつけながら眉メイクしていきましょう」

 

大人世代の女性におすすめなのは

細すぎず薄すぎず、毛流れの整った眉

「女性らしさでモノを言うのはなんといっても“毛並み”です。髪はもちろんですが、毛流れの整った眉や、くるりと上向きにカールしてツヤのあるまつげほど、女性らしさを演出してくれるものはありません。女性ホルモンが低下してくる大人世代こそ“自然な毛流れが整った眉”を目指すのがおすすめです」

眉毛は、眉頭の部分は、下から上へ向かって生えており、眉の上部は上から下へ眉尻の方へ向かって、眉の下部は下から上へ眉尻の方へ向かって生えています。 

レイナ流「美しく自然に見える眉の描き方」

*01 
眉を描き始める前に、フェイスパウダーを付けたブラシで眉をなぞって、油分を抑えます。このひと手間が実はとても大切。自然に描けて、化粧もちもよくなります。

*02 
眉尻の高さは、眉頭と同じ高さかほんの少し上に。眉尻は口角と目尻を結んだ延長戦線上におくと、若々しく元気な印象になりますよ。

*03 
まずは眉の下のライン、眉山の順に描きます。

① 眉頭から内側1㎝くらい(黒目の内側の縁の真上あたり)の眉下にアイブロウペンシルで点を打ちます。

② 手順02で決めた眉尻の位置にも点を打ちます。

③ 目尻側の白目の幅の間に眉頭を設定し、点を打ちます。橋本さんの場合は、目の間隔がより気味なので、眉山はやや外側に設定してバランスをとりました。

④ ①の点から②の点まで、わずかに弧を描きながらアイブロウペンシルで線をつないでいきます。

⑤ ③で決めた眉山から、②の目尻までをアイブロウペンシルでつなぎます。

*04 
Rさんは眉の下側の毛量が少なめでアイブロウペンシルだけでは毛並みを再現しにくいため、リキッドタイプのアイブロウライナーで1本1本毛を描き足しました。

 

*05 
描いた眉の輪郭からはみ出したアートメイクは、スティックタイプのコンシーラーを塗って隠します。チップで押さえて密着させ、フェイスパウダーをポンとのせるとよれません。

*06 
眉頭の毛流れに沿って、すき間を埋めるようにアイブロウペンシルで毛を少し書き足します。下から上に向けて軽く触れる程度に。

*07 
スクリューブラシを毛の生えている方向にやさしくなでるようなタッチで動かして、毛流れを整えて。このひと手間で、今まで描いたラインが自然になじみます。

*08 
完成です! 眉の太さは黒目の2/3くらいの幅にすると若々しい印象になりますよ。

眉以外にもベースメイクからひと通りレイナさんにメイクをしてもらった後がこちら!

 

若い頃に覚えたメイクの方法をアップデートして

今の自分に似合う眉を見つけて!

BEFORE

アートメイクで入れた眉はコンシーラーでカバーして、なだらかでやや太めの眉にしたことできりりとした中にもやさし気な印象が加わりました。

実は、メイクの前にレイナさん流のマッサージを念入りに行ったのですが、マッサージ効果であごのラインがすっきりと引き締まったのが分かるでしょうか。また、黄色のコンシーラーで眉間と鼻筋に光を加えたことで、よりすっきりとしたメリハリのある表情に見えます。

「眉の形が変わったせいかは分からないけれど、私、もともとおでこを出したヘアスタイルが好きだったことを思い出しました。本当は私このヘアスタイルの方が似合うんです」と、きらきらした笑顔で語るRさん。これこそ、メイクをアップデートしたことで、本来の魅力が引き出された証拠じゃないかしら、と思った一言でした。

取材 八木優子
撮影 和田直美

もっと詳しい基本の眉の描き方は

『45歳からの自分を好きになるメイク』でご紹介しています

「今回は、Rさんの眉に合った道具を使って眉を描いていきましたが、薄眉さん、剛毛眉さん、細眉さん、短眉さんと、眉のタイプによって使う道具と手順が少し変わります」とレイナさん。それぞれの眉のタイプに合った道具と描き方を「45歳からの自分を好きになるメイク」の中でご紹介していますので、気になった方はぜひそちらもご覧くださいね。

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