"春ジャケット”をアラウンド50代でおしゃれに着回す

おしゃれさんコーディネート
2024.03.03

はじめまして。今回から「おしゃれさんコーディネート」でお目にかかることになりました、札幌「Zee(ゼー)」の渡辺美雪と申します。3月・6月・9月・12月を担当させていただきます! 

お店は、いつも国内外からの観光客で賑わう北海道で一番大きい神社・北海道神宮にほど近いエリアにあります。


「40代以降、急に似合うものが変わってきた」「何を着たらいいのか分からない」という"おしゃれ迷子”さんたちへ日々アドバイスをさせていただき、気がつけば今年で11年目になりました。20代から様々なブランドで洋服の販売をして今に至りますが、まあ、色んな出来事や出会いがありました! その時のこともおいおい語っていけたらと思います。

ひっそりと目立たず、のんびりやって来たので、こちらの連載のお声掛けには本当にびっくりしました! 洋服のこと以外にも札幌の美味しいものや素敵な場所・人・物などのことも時折お伝えしていけたらと思います。これから一年間、どうぞよろしくお願い致します。

さて、第一回目は、ちょうど今の季節から初夏にかけて出番が多くなりそうな"ジャケットのコーディネート”いろいろをご紹介します。

 


 

今週の"着回し”アイテム

「you ozeki(ユウオゼキ)」のリネンジャケット



リネンジャケット「you ozeki」¥33,000(税込)

カラーはブラックとベージュの二色展開。


長めのカフスとバルーンスリーブのシルエットが美しく、襟もハイネック過ぎないためとても着やすいのが嬉しいところ。裏地無しで軽く、通気性もあります。

今日はこちらのジャケットを着回してみようと思います。

 


#01
まずは定番アイテムと
<ベージュジャケット+ボーダーカットソー+ベーシックデニム>


 ボーダートップス「istato design works」¥15,400(税込)、ワンウォッシュデニム「tannossa」¥23,100(税込)

こちらのゆったりとしたカットソーは、片方の裾に付いた紐を絞ってブラウジング出来るので、そのままボトムの上に出したままでも、インしてもどちらも使いやすいです。デニムはベーシックなストレートを合わせていますが、太めのワイドパンツも相性が良し!

そうそう、ボーダーカットソーなどのいわゆる"定番アイテム”は、若いころはシンプルな定番ラインをそのまま着ても充分素敵でしたが、年を重ねてきた今はそれだと"地味コーデ”になりがち。ひとひねりのあるデザインのものを選ぶだけで、着こなしがぐんと垢抜けますよ。


バッグはウルトラスエード素材のフリンジショルダーを合わせてみました。裏面はフリンジ「なし」というところが、斜め掛けしたときに厚みが出ず嬉しいです。

 


#02
華やかアイテムと合わせて
<ベージュジャケット+レースパンツ>


レースラフパンツ 2023「Le pivot」¥31,900(税込)

レースのパンツを合わせてちょっときれい目にしてみました。太過ぎず細過ぎずの程よいシルエットのパンツは、きちんとした印象を与えながらもウエストはゴムで楽ちんです。

レースのアイテムは手に取っただけだと「着こなしが難しいかも」と躊躇してしまうかもしれませんが、トップスをカジュアルなデザインやシンプルなもの、例えばパーカーやスウェットなどと合わせてみるのもOKです。フォーマル感が出ないので、安心して普段使い出来ますよ。

 


#03
差し色をプラス

<ブラックジャケット+レースパンツ>


上下ともブラックなので、靴下だけ赤を入れて。

若いころは全身黒! なワントーンコーディネートもバッチリときまりましたが、この年になると、悲しいかな、喪服に見えてしまう恐れもあるので、小物をカジュアルにして"普段着感”を出すようにします。それと洋服以外で気をつけるポイントは、ヘアスタイルを綺麗にかっちりセットし過ぎない、作り込み過ぎないなど。ちょっとパサっとしててもいいから無造作にしておくのが良いかと思っています。

 


#04
ワンピースに重ねて

<ブラックジャケット+カーキのワンピース>


サロペットスカート「Le pivot」¥30,800(税込)

パンツ以外のコーディネートも。サロペットのスカート版・サロペットスカートを合わせて。長過ぎないロング丈なので、身長160cm以下の方に着て頂いてもそれほど長く感じない着丈です。ちなみに164㎝の私が着ると、このくらい足が見える丈になります。


ボストンバッグ(黒)「mononogu」¥41,800(税込)

同じ着こなしでも……


ポンポン付きプリントトートバッグ「Citrus Limetta Bangkok」¥15,400(税込)

大きなポンポン付きのトートバッグを合わせてみると、また雰囲気を変えられます。バッグはタイのテキスタイルデザイナーさんのオリジナルプリントです。日本では「Zee」のみでお取り扱いしています。


#05
ロングスカートで縦のラインを強調

<ブラックジャケット+ロングスカート>


ロングタイトスカート「U PHORICA」¥28,600(税込)

細長いタイト目なシルエットのスカートを合わせるのもおすすめ! 足長に見えますよ。

 


私自身は、こういうタイプのスカートをここ数年あまり履いていませんでしたが、こちらの素材はヘリンボーン柄のような白のステッチが表面に少しだけ立体感を出してくれるので、ヒップにフィットし過ぎることなく安心です。裾がフリンジなのも気に入っています。

無地で単色のボトム、特にタイトスカートなどは、ヒップラインが出やすいのでシルエットが目立ちにくい柄物や少し厚手の生地などを選ぶのがおすすめですよ。

 


#06
女性らしさを出すには……
<ベージュジャケット+タートルチュールトップ>


チュールトップ「you ozeki」¥12,100(税込)

ジャケットと同じく「you ozeki」のチュールトップをインナーに。首から胸元に少し透ける素材が見えると軽さと涼しさが出ますね。また、袖先からチラリのぞくチュールが、カッコいい印象のジャケットを女性らしく可愛らしい印象にガラリと変えてくれるのがお分かりになるかと思います。


ケイト長袖Tシャツ「RIG cotton underwear」¥12,980(税込)

こういった透ける素材のアイテムは、「下着をどうすれば……」という声をお客様からもよく聞きます。が、これは透けて当たり前、透けてこそ! なので、思い切りインナーの色は見せましょう。チュールとボトムスのカラーに合わせて真っ白やピンク、赤などカラフルなキャミソールや長袖インナーを重ねてください。

 


 

パンツやスカート、ワンピースと様々なボトムに変えてもバランスよく合わせられる、ちょうどよい着丈のジャケットのご紹介でした。

ド緊張の第一回目はこんな感じで終わります。みなさま読んでいただきどうもありがとうございました! まだまだ勝手が分からず状態ですが、そのうち慣れたら最終的には素が出過ぎそうな気配です……心配(笑)。

ではでは、次回も気楽におしゃれが出来るアイテム&コーディネートをお見せ出来たらと思います。どうぞお付き合いください。

写真/「スタジオボコ」岡田 梢

 

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Zee(ゼー)

札幌市中央区南1条西24丁目1-6 レクシブ裏参道5F
TEL:011-215-4213 
営業時間:12:00~19:00
定休日:不定休
https://www.zee-sapporo.com/
Instagram:@zee_sapporo

 

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