その③Mimiさん流60代のおしゃれの悩み解決のコツ
YouTubeチャンネルMim's lifeを運営し、チャンネル登録者数6.1万人と大人気のMimiさん。2024年1月に2冊目の書籍『60代ひとり暮らし 明るく楽しく生きる術』を発売して以来、雑誌やテレビ、ウェブサイトなど多数のメディアで注目を浴びています。そこでこの特集では、Mimiさんのこれまでや、着こなし、60代の衣替えなど、Mimiさんの活動や人となりについてご紹介します。第3回目は、60代のおしゃれの悩み解決のコツ。
この記事は、Mimiさんの初の著書、『60代ひとり暮らし 明るく楽しく生きる術』、新刊『60代のおしゃれの見直し 今を楽しむ服を着て』から一部抜粋してお届けします。
コンプレックスはつきもの
コツをつかめば、おしゃれは楽しくなる
おしゃれ好きが高じて、YouTubeでもファッションを軸に動画をアップしていたら、さまざまなコメントをいただくようになりました。その中で多いのが「コンプレックスがあり、おしゃれを楽しめない」というもの。その気持ち、わからなくもありません。わたし自身、167センチと高身長で、かわいい服がはやったアイドル全盛期の青春時代にはこの身長がコンプレックスでした。ですが、この年になり気づいたのです。人って、それぞれ自分のことに一生懸命なので他人のことには案外無関心。「だから好きに着ればいい!」最終的な結論はコレなのですが、わたしなりに、お寄せいただいたお悩みに対する回答をひとつずつ考えてみました。コツをつかむとおしゃれが楽しくなるかもしれません。
お悩み01
楽ちんな服がやぼったく見えてしまう
ルーズシルエットにはアクセントを加えよう。〝ラフな格好なのにおしゃれ〟な装いにアクセントは不可欠。トップスに水玉やボーダーなどの柄ものを合わせたり、靴やスニーカーでパッと目をひく色を取り入れてもOK。水玉のインパクトで部屋着感を払拭!
おしりまわりが気にならないぽってりとしたサロペットは、ボタンの位置で肩ひもの長さを調節できるすぐれもの。裾を折り返して、足首を見せるとバランスよし!
お悩み02
顔色がくすみ疲れて見える
華やかな色合いのトップスで表情を明るく。植物なら「花」が主役になるのに倣い、自然と視線を集める「きれいな色」を上半身にまとって、全体の印象を明るく、華やかに。
お悩み03
おしゃれを楽しむ金銭的な余裕がない
スカーフやハンカチ、マフラーがタンスの肥やしになっていませんか? 手持ちの服が少なくても、巻きものを加えるだけで新鮮なコーディネートに様変わり。気になる首元のカバーもできて、一石二鳥です。
お悩み04
体形が変わって服がきれいに着られない
Aラインのベストで気になるおなかまわりをかわいくカバー。フリルで重心を上にほどよくゆとりのある服で輪郭をぼやかしましょう。おなかやおしり、腰まわりをふんわりカバーしつつ袖口と足元はきゅっと締めて、メリハリを。サイドはふんわり、前後はまっすぐが、黄金シルエット!
お悩み05
きっちり感のある素材や形がしんどくなった
運動靴ではないスニーカーを探そう。ずっと会社勤めをしていて、きっちりとした靴を履いていた方には抵抗があるかもしれませんが、おしゃれ感のあるスニーカーならどんな服ともよく合います。
取材/多田千里 撮影/清永 洋
*次回は、4月10日(水)の午前11時に投稿予定です。
【Mimiさん「60代のおしゃれの見直し」特集
そのほかの記事はこちらから】
その①MimiさんがYouTuberになったワケ
その②Mimiさん「ユニクロ」「無印良品」で旬を楽しむ着こなし
Profile
Mimi (Mimi’s life)
高知県在住。1960年生まれ。61歳の時YouTubeチャンネル「Mimi’s life」を開設。現在、チャンネル登録者数は約6.2万人。「60代ひとり暮らし」をベースとした衣食住のアイデアを発信中。20代〜80代までの幅広い女性に支持されている。母親が介護施設に入居したのを機にひとり暮らしとなり、郊外のマンションに猫と暮らす。県内のカフェで店長を長年務めた後、現在は同会社のパート勤務に。著書に『60代ひとり暮らし 明るく楽しく生きる術。』『60代のおしゃれの見直し 今を楽しむ服を着て』(ともに主婦と生活社)、『Mimi’s life MAGAZINE』(扶桑社)がある。
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