50代に似合うトップスの条件 主婦 金子敦子さん
アウターとしてはもちろん、コートのインにも着られて、一年中活躍する「ニコアンド」のGジャン。金子さんの体形がきれいに見えるベスト丈だから、どんなボトムをあわせてもバランスも取りやすい。
自分の体系がきれいに見えるトップスの丈を知る
昨年ご自身のブログで「トップス選手権」なるもの
を開催した金子敦子さん。
同じデニムスカートにさまざまなトップスを
合わせるという実験をしてみたところ、
「トップスの着丈」が全身バランスに
大いに関係することに気づいたそう。
実験の結果、ベスト丈に決定したのが
「52㎝」という数字。
以来、数字をもとに服選びをするようになり、
失敗も減ったといいます。
ベスト丈52cmのリネンブラウスは
パテントのサボでほんのりモードに
「自分にジャストな丈を知ったことで、
『それよりロング丈はヒールを合わせる』
『ショート丈はウエストが
細く見えるボトムを合わせる』というように、
ベスト丈以外を着こなすコツも
明確にすることができました」
長めトップス60cmなら
センタープレスのパンツと
ヒールでバランスアップ
短めトップス48cmなら
ハイウェストの濃色デニムで
メリハリをつけて
若い頃のように着こなせないという
苦手意識があったというボーダーやシャツも
「似合わない」と、決めつけず、
ディテールや素材感を吟味すれば
今の自分に合う服もある、と
可能性を模索しているそう。
「ボーダーならメリハリのある
色使いや首の空き具合、シャツなら
素材感やサイズ感。
輪郭がぼやけてきた顔まわりを
できるだけきれいに見せてくれて、
隠すべき場所は隠してくれる服(笑)。
探すのは大変ですが、やはり
おしゃれを楽しみたいので、
負けずに着こなしを更新したいと思います!」
text:田中のり子 photo:枦木功
「ナチュリラ vol.37 春号」より
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