あったかい手編みのベストと過ごす冬
written by 糸デンワ

「おやすみなさーい」と電気を消すと、猫が布団に入って来てくれる季節になりました。愛猫の温もりと共にお出掛けしたいなぁなんて思ったりするけど、寒風吹きすさぶ中を連れ回す訳にはいきません。けど、アイウォント温もり。
そんな時に頼りになるのが、手編みのニットベストです。機械編みとは一線を画す、手仕事ならではのふくふくとしたあたたかさは、一度味わうとどハマりしちゃいます。

the last flower of the afternoon(ザラストフラワーオブジアフタヌーン)が今季リリースしたのは、ネパールの職人が丹精込めて編み上げたニットベストです。

「NEPAL HAND KNIT」のタグから、ブランドが抱く職人への敬意の念が伝わってきます。

指折りの品質を誇るニュージーランド産ウールを100%使用した、極太のスラブヤーン。意図的な節や不規則な糸の太さから生まれる、素朴でクラシカルな雰囲気が魅力です。

ケーブル編みなどの多様な技法を駆使し、冬のニットらしい温かみのあるデザインに仕上げました。

気が付いたら市場を席巻していた、サイドオープンデザイン。アムラーが青春を謳歌していた90年代には無かったと思います。近年の人気爆上がりはホワイ?と考えてみると、①②が思い浮かびました。
①インナーは何でもウェルカムな懐の深さ→シルエット、ボリューム問わず、ニットもシャツもワンピースも、何でも受け入れてくれます。
②季節を横断する着回しやすさ→秋から初冬はアウターに。真冬は外套のインナーに。肌寒い春はアウターに。紅葉狩りから花見の頃まで、つまりは一年の半分を、共に過ごせます。
前置きはこの辺にして、着てみます。

コットン×カシミヤのタートルネック、ワイドシルエットのコーデュロイパンツ、黒のレザーシューズを合わせました。

異素材のアイテムでコーディネートしたくなったら、同系色でまとめるのが吉です。

淡い色の同系色コーディネートの時は、靴を黒で引き締めれば満点花丸をもらえます。

ニットベスト、インナー、レザーシューズはそのままに、コートを羽織り、デニムパンツとベレー帽を合わせました。

このニットベスト、見た目から想像される期待値以上のあたたかさで、見た目より随分と軽く仕上がっています。ウィンターシーズンの先発ローテーション入りは確実な、真の逸材です。

前出のエクリュに加え、ブラックもラインナップしております。
『迷った時はね「どっちが正しいか」なんて考えちゃダメよ。「どっちが楽しいか」で決めなさい。』と金子シャロンが言っていました。
ニットベストはコチラで販売中
今年の冬は、手編みのニットベストで楽しく過ごしてみませんか?

次回のコラムは、11月9日(日)掲載予定です。当店のインスタグラムやブログも日々更新しておりますので、宜しければご覧くださいませ。
↓ 本日のコーディネートアイテム

※印の商品は当店HPからご購入いただけます
文章/撮影:スズキ シュンジ
モデル/絵:スズキ カヨ
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