袖を通すのが嬉しくなる 職人さんがつくる”カールニット“
~store room(ストアルーム)より vol.25~
新潟県五泉市はニットの生産地。
越後平野の東、阿賀野川と早出川が、流れる小さな街です。
冬は寒く、雪が街全体を覆う時もあります。
水資源の豊かなこの街は、古くからその自然環境を背景に、織物やニット産業で発展してきました。
暖かくしなやかな肌触り、着心地の良い編み立てと縫製、安心感のあるサイズ感。
企画の段階から何度も試編みを重ね、熟練されたニット職人さんの手で一点一点丁寧に作っていただきました。
思いが形になるまで本当に「何度でも」です。それは誠実なものづくりへの姿勢とニットと向き合う視線の先に職人さんの誇りを感じる時でした。
「袖を通して嬉しくなる。そんなニットを」、そんな思いが溢れていると思います。
しっかりと肉感がありながら軽くてしなやか。
これは糸の中心部分を空洞化させ軽さを出し、さらにボリューム感の出る加工を施しています。
また、空洞化した部分に熱が蓄えられ更に暖かいのです。
是非袖を通していただきたいニット、本当に嬉しくなりますよ。
Text:小林
「a piece of Library」 カールニットタートル ¥18.000+tax
「a piece of Library」 カールニットVプルオーバー ¥16.500+tax
それぞれ、オフ白、ベージュ、赤、杢グレー、ネイビーの5色展開。10月上旬の入荷予定です。
[a piece of Library]
2006年よりブランドスタート。“着飾るものではなく馴染んでいく心地良さを体感出来る…ラフなスタンダード。外面のみならず内面にも目を向けたものづくり“をコンセプトに、平面よりも生地の肉感や質感、人の体(骨格)の美しさを生かせる立体裁断でのパターンメイキングを主としています。デザインが特化しているというよりも、シルエットや着心地、素材感にこだわって着る人が主役になるような服作りを目指しています。
オリジナルブランド「a piece of Library」のほか、長く付き合える洋服や小物、アンティーク雑貨など、デイリーユースなアイテムが揃う。「今日のひとしな」の執筆はデザイナーの小林泰子さんほか、スタッフの皆さんがリレー形式で担当。
新潟県新潟市中央区上大川前通7番町1237-1 サンシャイン新飯田屋1階
☏025-378-8377
営業時間:11:00-19:00
定休日:月曜日
http://lifewares-web.com/access
https://www.instagram.com/store_room_/
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