【香菜子さん連載】vol.22 真冬の足元おしゃれ【前編】
香菜子さんと一緒にマンスリーでお届けしている連載「日々にピタリなもの」。香菜子さんが実際に使って、着こなして、楽しんで、心から「こりゃあ、いい!」と絶賛したものを、ご紹介していますー。
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今年最初の「ピタリなもの」は、あったかさはしっかりキープしつつ、ちゃーんとおしゃれに見える足元コーデのご紹介。足元がキマれば、冷たい北風の中だって、足取り軽くお出かけできちゃうのです!
まずは、香菜子さんが今季、特によく履いているという「トリッカーズ」のショートブーツを主役にした足元コーデ。「A.P.C.」の細身のストレートデニムの裾を、ブーツの高さに合わせて幅広に折り上げているのがかわいいですね。
「デニムを買ったのは久しぶり。何年かぶりに、この濃い色のデニムがはきたいなと思って。『A.P.C.』のものは、折り上げたときの裏側の色合いやディテールが格好いいから好きなんです」
全身の着こなしはこんな感じ。こちらのツイードコートも、今季「A.P.C.」で購入したそう。「2サイズあって、ジャストフィットとルーズフィットで迷ったのですが、肩が少し落ちて、ダフッと着られる大きいほうを選びました」。ホント、いいサイズ感です! トラッドな雰囲気に抜け感が出て、おしゃれ度が増してますねー。細身のデニム&シュッとした「トリッカーズ」との相性も抜群です。
歩くと、中からチラリと黒い靴下が。イギリス人みたいです、香菜子さん。雰囲気も、足の長さも……。
お次も、黒いショートブーツのコーディネート。「ナンバートゥエンティワン」のシンプルなサイドゴアに、小さなフリンジがアクセントの靴下と組み合わせたら、ちょっぴり遊びゴコロのある足元になりました。ボトムも同じく黒でまとめると、フリンジ効果が倍増しますよ~。
すっごく寒い日や、雪国への旅のときは、「ザ・ノース・フェイス」のあったかブーツで出かけます。撥水加工を施した圧縮ウール素材なので、雨にもまけず雪にもまけず、長い距離もがしがし歩けるのだそう。細身のストレッチパンツをブーツイン、が基本です。
息子さんのバスケの引率など、たくさん動く日はスニーカーが定番。でも、真冬は寒さが心配ですよね。そこで香菜子さんが頼りにしているのが、「コンバース」のハイカット。足首が包まれているだけで、あったかさが違うんです。さらに、厚手のウール靴下のほうにスウェットの裾をイン! これで冷たい風も入り込みません。そう、堂々とインするのが、おしゃれに見えるポイントです(笑)。
ところで、「コンバース」の「オールスター」は、何度も履きつぶしながら数年おきに買い替えている香菜子さん。先日久しぶりに買ったこちらのハイカット、「ベロの部分がかたくなっていて、なんだか前と違う感じが……。何十年(笑)もリピートしていると、そんなちょっとしたモデルチェンジにも気づくようになっちゃうものなんですね。またやわらかい素材に戻ってくれるといいなあ」と、つぶやいておりました。コンバースさん、よろしくお願いしまーす。
Profile
香菜子
モデル、イラストレーターとして活躍する傍ら、ホテル備品をイメージした雑貨ブランド「ヴィルヘルムス」を準備中。『香菜子さんの服えらび。』(主婦と生活社刊)も好評発売中。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。