今日を楽しく変えられるのは私だけ。Vol.2  モデル/デザイナー 雅姫さん

暮らしのおへそ
2018.01.16

web156A

Vol.1はこちらから

家族3人は自由に生きる

期待せず、干渉せず、信頼する。
家族の在り方は
手探りで手繰り寄せるもの

 web204A
「ワコマリア」で森さんのお手伝いをするゆららちゃん。
映画、音楽、アートなど共通の趣味の話は尽きない。

web234A
 「ワコマリア」でも人気のアロハシャツに、
ゆららちゃんが絵を書くことに。
「何度も描き直しをさせられて、泣きそうになりました。
でも、バランス、色ののせ方など、すべてが勉強になって
楽しかったなあ。パパやパパとしては失格だけど、
好きなことを貫く姿は、すごく尊敬しています」
とゆららちゃん。

web194A
ゆららちゃんが描いた龍の原画。絵をもとに15版もの版を使って印刷し、ヴィンテージアロハのような趣を持つ1枚に仕上がった。


「森は、自分の仕事には夢中になり、夢を追いかける人です。
でも、家のことは完全にノータッチ。ゆららがお腹にいる頃、
2階にあったテレビを1階に運んで欲しいと頼みました。
ところがちっとも動かない。身重の体で、自分で運びましたよ(笑)。
それ以来、期待しない、求めないって決めました。
そうしたら、腹も立たないし、随分楽になったんです」

 

 実はゆららちゃんは、パパが大好き。
美大を目指した浪人時代、
厳しいアドバイスをしたもの森さんでした。

「そんな甘い考えじゃダメだ、
もっと描き込まなくちゃ、と叱咤激励していました。
彼自身、サッカー選手として、
背が高いわけでもなく、
努力で乗り越えてきた人ですから」。

 森さんがデザインする「ワコマリア」の服は、
音楽や映画やアートからインスパイアされて生まれるそう。

「ゆららは、パパを一番尊敬しているんじゃないかなあ。
二人で、バスキアがどうとか、伊藤若冲がどうとか、
私にはさっぱりわからない話をしています」と
からりと笑う雅姫さん。

 

Vol.3に続く

photo:砂原文 text:一田憲子
『暮らしのおへそ』Vol.24より

 

Profile

雅姫

Masaki

モデルとして活躍するほか、着心地のよい大人のためのカジュアル服「ハグ オー ワー」、暮らしを彩る衣食住を提案する「クロス&クロス」のデザイナーを務める。『SENS de MASAKI』(集英社)をはじめ、自身のライフスタイルを紹介する著書多数。夫と娘、愛犬3匹と暮らす。
Instagram「@mogurapicassowols」「@sensdemasaki

 

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ