ひとりなのは自由であって、淋しいことではないわ Vol.3 モニカ カスティリオーニさん
髪を切ってからは、
ドレスアップも
悪くないと思うように
エレガントすぎるのは自分らしくないと言い切る。
「メイクはレッドの口紅のみで他は何もつけない。そして、リングが私のおしゃれの主役よ」
ジュエリーを主役にするというのは、デザイナーのモニカらしい発想だなと思わず納得してしまう。そう考えると、シンプルなブラックのワンピースはジュエリーの最高の引き立て役だし、リュックで両手を自由にすれば、指にも表情ができる。
今回の撮影の最後にモニカが選んだのは、ヴィンテージのグリーンの柄のワンピースと、エレガントなデザインのヒールの組み合わせだった。
「ずっと憧れていたタンゴを習ったのよ。このヒールはそのときに買ったもの。ワンピースは何年も前にイタリアで見つけて大事にしているの」
最近、モニカはトレードマークの長い髪をショートボブにして、まわりをびっくりさせた。
「髪を切ったら、ルックスが快活になって、エレガントな靴も、ドレスアップも、悪くないと思うようになったのよ」
タンゴは続けないの? と聞くと「今も好きだけど、経験だけで十分。この先もずっとセクシーでいたいと思えたのが一番の収穫よ」
モニカと話していると『自分に正直な女性は年齢に関係なく美しい』という言葉がいつも思い浮かんでくる。
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『大人になったら、着たい服 '18-'19秋冬』 でご紹介しています。
ご覧になってみてくださいね。
撮影:GION 取材・文:上野朝子
Profile
モニカ カスティリオーニ
イタリア・ミラノ生まれ。ニューヨークとミラノを拠点に活躍するジュエリーデザイナー。18歳でジュエリーデザインの道へ。キャリア38年。ブロンズ素材にこだわるモニカのジュエリーはモダンでエレガント。アートピースとしても評価が高く、日本にもファンが多い。
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