どんな服でも着こなせるコツはいつもワクワクしていること 藤澤陽子さん 主婦

大人になったら、着たい服
2019.04.03

仕事を辞めて専業主婦に。
何者でもなくなって50歳で再始動を

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デニムに、レースをあしらった黒のカーディガンを合わせて、足元はTストラップのパンプスを。カジュアルだけど女らしい。そのおしゃれのさじ加減に、「これは、きっとただ者じゃない!」と思っていたら、15年間、愛媛県松山市のセレクトショップで働いていたそうです。

「接客が大好きなんです。お稽古事はどれも続かなかった私が、唯一続けられたのが接客でした」

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結婚、出産を経て離婚を。一人息子を育てながら、働き続けられたのも、好きな仕事だったからこそ。次第に仕入れも任されるようになりました。

そんな中で出会った今のご主人と、なんと10年間の遠距離恋愛を経て結婚。東京で暮らすことになりました。

「東日本大震災の年でした。友達は、『ちょっと待ったほうがいいんじゃない?』といったけれど夫と一緒にごはんを食べる、普通の日常が欲しかったんです」

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知っている人が誰もいない東京では、まわりを気にせず自分が好きなおしゃれができるようになりました。そんな藤澤さんが着こなす洋服は、時にトラッドだったり、時にエスニック風だったり。

「体型に自信がないことと、『おしゃれを楽しむ』ことは、別だと思うんです。ちょっと工夫すれば、どんな洋服も着こなせる。大事なのは、自分がワクワクすることじゃないかな?」

ラップスカートの上からエプロンを重ねて、腰まわりをカバーしたり、ブローチで胸のあき具合を調整したり。そのテクはどれも理にかなったことばかり。

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そんな藤澤さんは、50歳を過ぎた今、もう一度働いてみたいと考えているそうです。昨年は、おすし屋さんでアルバイトをし、お客様とのやりとりが楽しかったのだとか。

「ずっと、声をかけてもらって働く、という『棚からぼたもち人生』だったから、『これがしたい』という明確な意思がないことがコンプレックスなんです。でも、私は洋服を売っていても、野菜を売っていても楽しいんですよ」

どんな仕事をするかでなく、「どう」働くかが大事。それは、どんな服も自分らしく着こなすおしゃれと同じなのかもしれません。藤澤さんの、50歳からの再始動が楽しみです。


photo:回里純子 text:一田憲子


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