大人のデニムはゆとりがあるから格好いい
楽しいゴールデンウィーク、みなさんは春のおしゃれを満喫してますか? 好評発売中の『大人のおしゃれに、ほしいもの 2019春夏』から、 ヒールを履かなくてもきれいに見える、おすすめアイテムをピックアップしてご紹介します。
大好きだったデニムが、コーディネートのスタメンからはずれてしまったという方、「年を重ねたせいで似合わなくなった」と思っていませんか? それ、違います。似合わなくなったのではなく、似合うものを選んでいないのです。
太めでも、もたつかない
スッと落ちる
ラインが決め手
濃いインディゴと厚めの生地感で、カジュアルだけれどきちんと見える。ワイドシルエットでも脚がすっきり見えるので、ギャザー入りのリネンブラウスを合わせても、ボリューム過多にならない。スエードのカラースニーカーを合わせ、メンズライクな中に女らしさを残したコーデに。デニム¥16,000/ジョンブル 原宿 「ヤエカ ライト」ブラウス¥30,000/ヤエカ 「アディダス オリジナルス」スニーカー¥9,990/アディダス オリジナルス
ヒップラインが曖昧になり、太ももが豊かになってきたら、細く見せようと脚に張りつくような薄手のスキニーを選ぶと、かえって体型が露わになり逆効果。かつて主流だった浅めの股上も、ウエストに乗ったお肉を強調しがち。そう、大人には、肉感を拾わない厚地で、お尻からももをやさしく包み込む形がぴったり。色は濃い目がきれいです。選びを見直せば、また自信を持ってデニムを履きこなせるはずです。
TYPE 1
太めも細めも
一本目は、ストレート
ヒップや脚の形がそのまま出ないから
まさに大人向けなのがストレート。
細めはトラッドな着こなしにも合い、
太めはワイドパンツ風にも着こなせます。
女性らしいメリハリを生かしてくれるワイド
人体構造を研究した美しいシルエットを追求するパリのブランド。股上深めのこちらは、ヒップの丸みやウエストのラインをきれいに見せる設計。デニム¥27,000/アナトミカ 東京
ゆとり感もちょうどいい軽快なストレート
やや細めながら腰まわりやワタリにゆとりがあり、お腹やヒップの肉感が出にくい。軽く張りのある生地も品がいい。「フォーティファイブ・アール」デニム¥19,000/フォーティファイブアールピーエムスタジオ
リネンのローブでこなれ感のあるスタイルに
長めのトップスを合わせても、細身ストレートならすっきり。リネンのローブカーディガンをサラッとはおれば、きれいめだけれどリラックス感のあるスタイルに。デニムは上に同じ。「エンリカ」カーディガン¥44,000/フラッパーズ 「ナイジェル・ケーボン」ブラウス¥25,000/アウターリミッツ 「パソ」リング¥57,000/ススプレス 「オーエンバリー」バッグ¥17,000/渡辺産業プレスルーム シューズ¥43,000/トリッペン原宿店
TYPE 2
旬の空気もほしいなら
ゆるテーパードを
ヒップやももには十分にゆとりがあり、
裾に向かって細くなる“ゆるテーパード”も
大人の女性向けのシルエット。
旬のムードも取り入れられます。
ももから下が華奢見えする
美脚シルエット
ウエスト位置が高めでお腹まわりはゆとりがあるのに、ももから裾まで自然に落ちるラインで、脚が細く見える。軽いストレッチ性があり、はき心地もよい。「レッドカード」デニム¥19,000/ゲストリスト
はくと形が決まる厚地のワンウォッシュ
後ろのはき込みが深く、ヒップをしっかり包み込む。ストレートに近い形ながら、ひざ下が細くすっきり見えるのがパターンの妙。デニム¥17,000/ヤエカ アパートメントストア
ボーイッシュな一本を
レトロな映画女優気分で
硬めの素材感とカッチリしたシルエットゆえ、男前に寄りがちなデニムには、甘さを含んだ小さめ襟のカーディガンでバランスをとって。裾はロールアップし、バレエシューズを合わせて足首の肌を見せ、春夏らしい軽やかさの演出も。デニムは左下に同じ。「ボールジィ」カーディガン¥24,000/トゥモローランド 「ムーニュ」バッグ¥18,000/プレインピープル青山 「ファビオ ルスコーニ」シューズ¥24,000/ハイブリッジインターナショナル
『大人のおしゃれに、ほしいもの 2019春夏』より抜粋
photo:回里純子(人物)、花田梢(静物) styling:矢島千夏子 hair&make-up:渡辺みゆき model:水越日麻[IPSILON] text:秋山圭子
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