アンチじゃないエイジング VOl.1 ルノンキュル木村牧子さん

パーソナルスタイリスト木村牧子の美人塾
2019.08.06

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 私がアンチエイジングというものを初めて意識したのは、2人目を出産した直後の31歳のときでした。

 ある日、気がついて愕然としました。もともと肌のトラブルが少なく、基礎化粧品も日焼け対策もおざなりだった私の肌は、2回の妊娠・出産と子育ての数年間に、シミとソバカスと肝斑ができていて、毛穴はザラザラ、目の下はクマだかたるみだかわからない影ができていました。産後やつれするタイプなのでお腹はまぁまぁ凹んだけど、骨盤は戻らずに緩んでいるのがわかります。手入れしていないかかとや髪はガサガサ。髪を結わえたときのボリュームがずいぶん減っていました。

 このまま成り行きに任せて年を取れば、40代・50代にはたくさんのものを失って、さらにどうでも良くなってしまうのは目に見えてました。  

 子育てや家事の忙しさを言い訳にするのは嫌だ。ちゃんと自分を見つめてケアして、後悔することなく年を取りたい。いくつになっても女性らしくありたい。切実にそう思ったのです。

 インターネットで体や肌のことを勉強し、食生活を改善しました。肌や髪につけるものや洗うものはちゃんと調べて選びました。美顔器も購入。公園で子どものブランコを押しながら密かに骨盤矯正と膣トレ。

 

 そして、手をかければ肌や体は変わることを初めて体感したんです。それはそれはもう快感で、それから20年近く、日課や摂取するものも少しずつ増えていきました。面倒・高い・しんどい、はなるべく避けたのが長く続いた秘訣だと思います。

 

 でも、何をするかと同じくらい、いえ、それ以上に大切なのは、毎日の気持ちのありようだと思います。「美人の魔法」でお話した「楽しむ心」と「緊張感」。周りの素敵な大人たちにはこの2つがあって、時に大人気なくも思えるくらい感性が若々しい。そして日常生活の中にこの2つを刺激するツボを上手に作っています。

 

 人生を楽しむコツは、日常生活の中にいろんなツボをどれだけ作るかですね。

 私の「楽しむ心」と「緊張感」に一番効くツボは、「おしゃれ」、やっぱりこれ。楽しくなる、感性と頭を使う、努力する、ときにはやせ我慢もする。これぞ最強のアンチエイジングではありませんか!

 若いときの「見せるためのおしゃれ」とは違って、今の私にとってファッションは、このように自分らしいエイジングに伴走してくれる、なくてはならないパートナーです。いい意味で、いつまでも私を落ち着かせてはくれません。

今後もファッションに叱咤激励されながら、60代、70代と、これから先自分がどんなものを着たくなるのか、どんなものが似合うように変わっていくのか、ワクワクしています。

 

Vol.2に続く

Profile

木村牧子

KIMURA MAKIKO

関西学院大学卒業後、全日本空輸㈱で国際線CAとして勤務。退職後に転身し、子供の頃から夢だったデザインの道に進む。10数年間グラフィックデザイナー、テキスタイルデザイナーとして色や素材に関わる中で、「装い」や「色」が人の生きるパワーや自信と深く関わることに強く興味を引かれる。色彩学、心理学を学ぶうちに、「見た目」を通して人の内面、生き方を前向きに元気にさせる仕事をしたいと思うようになり、パーソナルスタイリング、イメージコンサルティング、マナー指導の技術を習得、パーソナルプロデュースの仕事を開始。現在は平日はデザイナー、週末はイメージコンサルタントとして活躍中。http://www.renoncule.net

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