こだわりはライニングにまで! 「デンツ」のグローブ

“おしゃれの名脇役”に会いに行く!
2019.09.16

名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。



そろそろ、冬おしゃれについて作戦を練る季節。コートやニット以外に、あったか小物も準備しなくては! ということで、1777年にイギリスのウースターで創業した老舗ブランド「デンツ」の手袋をチェックしてみることに。

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「デンツ」グローブ(左からネイビー、ブラック)各¥27,000、ロンググローブ(コニャック、ブラック)各¥28,000
※商品の価格は2019年9月現在のもので、表示は税抜きです。

 

「ウィルトシャー州ウォーミンスターにある工場では、熟練の職人さんたちが古くから受け継がれているシンガーのミシンや道具を使いこなしながら、ひとつひとつていねいに作られています」と語るのは、輸入卸売会社の真下亜沙子さん。

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「手のサイズが測れる専用メジャーもあるんですよ」。

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初めて見ました! グローブブランドならではの道具ですね。
では、手袋のこだわりポイントを伺ってまいりましょう。

まずは、大人の品格を漂わせ、触れるたび思わずうっとりしてしまうほどしなやかなヘアシープレザーの質感。
「肌に吸い付くようなやわらかさが特徴です。デンツ社の革バイヤーや選別士の審美眼にかなった、高品質なレザーを製作しているイギリスのピタード社のものを使用しています」

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ちらっと見える、鮮やかなライニングも気になります。実際はめてみると、この上ないなめらかさ!
「どこにも表示されていないのですが、実はジョンストンズ社に特注したカシミアなんです」
あまりの心地よさに、ずっとつけていたくなります。

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ロングタイプの間口をよーく見てみると、手でかがった形跡が。

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また、ショートタイプの間口の内側には、着脱のしやすさや動きやすさに配慮されたスリットが入っています。

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ここ数年大人気なのが、ライニングがラビットファーのもの。ふわっふわのやわらかい肌触りは、やみつきになること間違いなしです。

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「デンツ」グローブ¥27,000

 

「防寒という役割だけではなく、クラシカルで美しい手元を演出できるというのもうれしいところですよね」とは、PRの和田かおりさん。1953年の英国女王陛下御即位の際、エリザベス2世の載冠式用手袋をご用達し、ロイヤルワラントの称号も授与されている「デンツ」。大人の女性ならではの冬小物、ぜひ取り入れてみて。

photo:花田 梢 text:三宅桃子

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真下商事(デンツ)

TEL:03-6412-7081
http://www.dents.jp/

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