「楽しい秋を」…おすすめ帖vol.20
『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる「季節のおすすめ帖」連載コラムです。季節ごとのおすすめの品を月に2回、ご紹介しています。
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photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々
つい先日まで半袖を着ている人もチラホラと見かけましたが、さすがにもういませんね。しかし寒くなったからといってすぐにカシミアや羊毛のセーターに手が伸びるわけでもない。今の季節、平均して1日過ごしやすい恰好ってどんなものだろう?
ちょっと寒くなってきたな、っていうところで、皆さん半袖から長袖になって、長袖でも寒くなってきたな、って思ったらインナーがまだノースリーブだったりして。今時季はもう長袖のインナーを着て、長袖のシャツやカットソーを着たいですね。
アナベルでもう5年販売している「FABRIQUE(ファブリケ)」のコットンテレコ素材のインナーウェアは、ブランドオリジナルのチューブ編みで、身頃がシームレスな心地よい肌触り。数年前には、袖丈の長さを少し短くするなど、時代に合わせたリニューアルも行っています。
もう一つ、今秋アナベルのインナーウェアに加えた優れものがこちらです。夏のタンクトップも大好評でした、「CLOSELY(クロスリー)」のカットソー。
こちらはコットンメインでシルクが20%入っています。それだけで、コットン100%とはずいぶんと着心地も異なります。ふんわりと温かく、またシルクが入ることでウールを重ねた際の静電気を軽減できます。今後、セーターとの重ね着にも大活躍するかと思います。
その上からウィンターリネンのブラウスを着て、
さらにその上からウールの織物のストールを。色合いもグッと秋めいて、編み地のストールより早い段階から取り入れやすい。バッグもモケモケしていてかわいらしい。アウターを着る手前のこの時季、小物を駆使したい。
同じくブラウスに赤いショール。夜の外出時には薄手の羽織やコートがあってもいい。
キナリからグレージュのトーンに明るい色が映えるスタイリング。
こんなウールメインのリングニット地のカットソーなどは、セーター登場の少し手前に着るのにまさにちょうどいい。
表情はパイル(タオル地)に似ています。軽くてほんのり温かい。
ロングソックスにポリエステルの地厚なズボン。トップスにはウール65%のリングニットのカットソー。インナーには長袖のほんのり温かいコットンシルクのインナーウェア。首元にはウール×シルクの薄手の織物のショールをタッセルの連なるかわいいピンでとめて。
仕上げに小動物みたいなかわいらしいカバンを持てば、端境期のコーディネートに悩むこともない。インナーウェアと小物使いで楽しい秋をお過ごしください。
チューテレコのインナー:FABRIQUE ¥4,900+tax
コットンシルクのインナー:CLOSELY ¥8,800+tax
リングニットソー:TRAVAIL MANUEL ¥14,000+tax
タッセルストール:COOVA ¥19,800+tax
タッセルピン:COOVA ¥8,000+tax
バッグ:Honnete ¥12,000+tax
*編集部より 伊佐さんスタイリングのシャツの着こなしを現在発売中の『ナチュリラ』2019秋号vol.47で特集していますよ。本誌のほうもぜひご覧になってみてくださいね!
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