シンプルの奥深さに気づける「土屋鞄製造所」の“ブラックヌメ”トート

“おしゃれの名脇役”に会いに行く!
2020.03.16

名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。



「土屋鞄製造所」は、1965年にランドセル職人が東京で立ち上げた革製品ブランド。東京と長野に構える工房では、20代から70代までの老若男女の職人さんたちが、バッグやお財布などの小物をひとつひとつていねいに作り続けています。

創業から50年以上の月日が経った今、あらためて“土屋鞄らしさとは何か”を掘り下げ、誕生したのが“Black-nume(ブラックヌメ)”シリーズ。今回は、2種類のトートバッグをご紹介します!


「土屋鞄製造所」(左から)Black-nume ブックトート¥78,000、Black-nume トート¥81,000
※商品の価格は2020年3月現在のもので、表示は税抜きです。


ファーストインプレッションは、質実剛健、まじめ、遊び心、カッコいい……。シンプルな黒バッグなのに、さまざまなワードが頭に浮かびます。
「大胆と繊細、素朴なヌメ革とクールな黒など、相反する要素が調和することで、シンプルながらも奥行きのあるバッグに仕上がりました」と語るのは、広報の前田由夏さん。
「たとえば、“ブックトート”。片側が本の背表紙のようになっていて、両サイドが非対称のデザインになっているのも、相反する要素のひとつなんです」

本当ですね、向かって右側は丸みを帯びているのに、左側は直線的なラインになっています!
「美しい佇まいを損なわないよう、ハンドルをポケットと一体化させて内側に取りつけたり」

「汚れ防止のための底ビョウも、目立ちにくい黒系を選んだりしているのもこだわりのひとつです」

「ハンドルを内側に取りつけることに関しては、誰にでもできる技術ではないので、職人たちを悩ませてしまったことも……。でも、デザインチームの熱意を理解し、そういった難しいハードルを乗り越え、このシリーズが完成しました」

「トートバッグと同じくらい好評なのが、このショルダーバッグです」と差し出してくださったのがこちら。


「土屋鞄製造所」Black-nume オーバルショルダー¥48,500


「一見、女性用のポシェットのようなルックスですが、実は男性受けがとてもよくて。トートバッグもそうですが、男女問わず、持つ人の個性に寄り添いながら引き立ててくれるのが、このシリーズの特長だと思います」

黒のレザーだから合わせやすくて安心、というより、意味のある黒を選ぶという新しい価値観が得られる“ブラックヌメ”シリーズ。使っていくうちに出てくるヌメ革のツヤを育てるのも楽しみのひとつ。10年、20年と一緒に年を重ねて、オンリーワンの革バッグに育ててみてはいかが?

photo:花田 梢 text:三宅桃子


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土屋鞄製造所

TEL:0120-907-647
公式サイト:https://tsuchiya-kaban.jp/

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