かしこい大人のワードローブ計画 vol.1 ― おふみさん “私服の制服化”

ナチュリラ
2020.05.18

お家時間が増え、断捨離や片付けに取り組んでいる方も多いと思いますが、その延長線で〝年間のおしゃれ計画〟を考えてみませんか? 日々自分の〝好き〟と向き合い、おしゃれを楽しんでいる、3人のワードローブのつくり方をご紹介します。



毎日好きな服だけ着ていたい!
“私服の制服化”で
もうコーディネートに悩まない

イラストレーター・ブロガー  おふみさん

手持ち服を生かしつつ、ワンシーズン10着で約20通りのコーディネートを事前に決定。それをローテーションさせて着る“私服の制服化”に取り組むおふみさん。
「制服化といっても、毎日同じ服を着るわけではなく、これを着ていれば心地いいという定番コーデをいくつか考え、パターンに沿って着まわすスタイル。シーズン前に決めたものを順に着るだけなので、服選びはとても楽ですね」

少数精鋭だからこそ、納得のいく服を選びたい。おふみさんが考える“私服の制服化”のプロセスをご紹介します。

1.ファッション雑誌で気になる装いをチェック

ファッション誌は「d マガジン」でチェックしており、あらゆるテイストのたくさんの雑誌を斜め読み。気になるアイテムや着こなしをチェックしながら「手持ちのアイテムと合わせるなら……」「自分ならこう着たいかな」などとイメージをふくらませる。



2.手持ちの服を描き出す

春夏服のベースにするのは、体感気温が似ている前年秋から晩秋の手持ち服。一度すべてクロゼットから出し、傷んでいるもの、気分が上がらないもの、最近のファッションに合わないものを取り除く。残ったアイテムをイラストで描き出し、今シーズンのラインナップを把握。買い足しやアップデートが必要なものもこのタイミングで考える。


3.欲しいものリストを作りコーディネートを考える

手持ちの服との相性と今シーズン気になる装いを考えながら、買い足したいアイテムをネットでチェック。さらに、ノートにコーディネートイメージをスケッチ。この作業をしておくと、衝動買いや買い物での迷いがなくなる。

 


4.今シーズンの10着を決定

昨秋からの続投と、新しく春用に購入したアイテムで10着を構成。今シーズンは少し強めのイメージがテーマだったので、春ではあるけれどモノトーンが中心。テロンとした素材感や落ち感のある洋服に加え、一枚でさまになるワンピースを追加したラインナップに。


5.コーディネートパターンを考える

決定した10着を実際に組み合わせ“私服の制服化”に取り組む。小物や靴の合わせ方、髪型も変えて、基本コーデから派生させたコーデをつくれば、洋服は同じでも印象がガラリと変わる。20通りのコーディネートの一部をご紹介。

 

vol.2につづきます

『ナチュリラ 2020 春号 vol.49』より
photo:岡利恵子 text:野々瀬広美

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Profile

おふみ

ofumi

イラストレーター。もともと物が捨てられない性格だったが、夫婦で身の回りのものを処分し、ミニマリストに。そんな日々の様子を綴ったブログが注目を集める。
Instagram:@ofumi_3 

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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