久しぶりのお気に入り「Punto Pigro」の サイドゴアブーツ

今日のひとしな
2020.09.10

~ 「futana」より vol.10 ~

もうここしばらく、靴は「dansko(ダンスコ)」の‟ingrid”といくつかあるレースアップシューズ、それから「AUTTAA(アウッタ)」のルームシューズぐらいで、それ以外はほどんと履いていませんでした。どれも履き心地抜群で気に入っているとはいえ、我ながら「少し偏っているなぁ……」とも思っておりました。


それが、丁度「futana(フタナ)」を始めた年、このラインナップに加えたいと強く思える一足を見つけたのです。

 
それが、「Punto Pigro(プンタピグロ)」のサイドゴアブーツ。

 
イタリア有数の靴メーカーが集まるモンテグラナロ。別名「靴の聖地」とも呼ばれるこの地域に工場を構えている「Punto Pigro」は家族経営の小さなブランドです。
 

 
今も靴作りのすべての工程を手作業で行っており、その独創的なカタチと安定感のある作りは、歩きやすさと使い勝手の良さに直結しています。
 

「Punto Pigro」のシューズはサンクリスピーノ製法で作られています。これは、木型に吊り込まれたアッパーの甲部周辺とインソールの側面を手で縫合し、そこに全てのソールを出し縫い(上下二本の麻糸でロックステッチ縫いをする)という卓越した技術を要する、とても珍しい作り方。

 
この出し縫いの工程を機械で施すブランドが多い中、「Punto Pigro」は今なお手作業にこだわり、ひと針ひと針手で糸を通しているのです。
 
 
「futana」が扱っているショートブーツはサイドゴアのタイプなのですが、つま先のカジュアル過ぎないラインと絶妙な高さが特徴。サイドのラバーの部分をアッパーと同革で観音開きで処理している為、ラフになり過ぎる事なく、足元をまとめてくれます。
 
 
デザイン性の良さだけではなく、履いた時の柔らかさと軽さ、歩き続ける中での安定感、気兼ねなく使う事の出来る革の表情は、ずっと「futana」が求めていたきっちりとデイリーを兼ね備えた一足なのです。
 

 
「普段にもお出掛けにも使いたい」という私の我儘を見事に叶えてくれました。
 
 
期せずして、今年日本でオーダーしたのは「futana」だけとの事。
 
これから秋、そして冬に移ろいゆく中で足元を悩んでおられる皆様、よろしければぜひ一度お試しくださいませ。
 

「Punto Pigro」サイドゴアブーツ ¥40,000+tax
 
※ご注文をご希望の方は、メールでメッセージをお送りください。info@futana.shop
 
 

←その他の「futana」の記事はこちらから

futana

京都市上京区中小川町241-6
TEL:075-406-5337
営業時間:10:00~18:00
定休日:不定休
https://www.futana.shop/
Instagram「@futana_kyoto

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ