湯豆腐の朝ごはん

器店主の朝ごはん
2021.03.14

「暮らし用品」米田紀子さんvol.2

二回目は、湯豆腐の朝ごはんです。
この記事が掲載される三月はもう暖かくなっている頃だと思いつつ、とてもおすすめなのでご紹介することに。今年の冬は特に寒かったので朝に限らず何度も作りました。すこし肌寒い日や、そうでない日も美味しくて簡単なのでぜひお試しいただきたいです。

もともと小さな片手鍋で作っていたのですが、今冬ようやく小さな土鍋を新調。当店でのお取り扱いは無いのですが、廣川純さんという土鍋を専門に作ってらっしゃる作家さんのものです。愛着がわきそうな形と機能性で選びました。土鍋のまま食卓に出すと冷めにくく寒い朝でも身体が温まります。湯豆腐のときには汁物は作らず、つまめるものを少し用意する程度でも満足できるのでいつもより楽に朝ごはんが用意できます。
今回はこの土鍋に合わせて、落ち着いた雰囲気にしつつも朝らしい明るい色の器を組み合わせてみました。

うちで鍋料理のときに欠かせないのが加藤良行さんのレンゲ。お豆腐など崩れやすい具にいいですし、汁もすくいやすいです。レンゲを豆皿にのせて銘々に配っておくと便利です。

湯豆腐を醤油とおろした生姜と細ネギで食べるのは母の味。つけだれを用意しなくていいので簡単です。そのかわり美味しいお醤油を使います。醤油注しは食卓に出す専用のものがひとつあるといいですよ。使う分だけ入れて出し、余ったら料理に使います。

お漬物や佃煮などをいくつかまとめて平たいお皿に。変形のお皿があると食卓に変化が出ていいですよ。昆布はだしがらを冷凍しておき、たまったら梅干と一緒に煮ています。

レンゲとお箸はオブジェのような楽しい器にのせて。

シンプルながら味わいのある器たち。白~赤茶系でまとめ、色のグラデーションを楽しんでみました。

使用した器は、
土鍋 廣川純さん(当店でのお取り扱いはございません)
三角皿 森本仁さん
取り鉢 山本亮平さん
豆皿 山本亮平さん
飯碗 岩田圭介さん
醤油注し 梶原妙子さん
醤油注しに敷いた豆皿 石原多見子さん
レンゲ 加藤良行さん
箸 安比塗漆器工房
箸置 石原多見子さん

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暮らし用品

大阪府大阪市阿倍野区阪南町1-45-15
TEL:06-6628-2606
営業時間:11:00~18:00
OPEN:土曜~火曜
定休日:水曜~金曜
オンラインショップ: http://www.kurashi-yohin.com
instagram:@kurashi_yohin

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