～「HJ GALLERY」より vol.5 ～

寝る前、ティースプーンに一杯食べる生はちみつ。一口食べると、おいしすぎて、（瓶に菌が入るといけないから）もう一本新しいスプーンを取り出して、さらにもう一口いただく。そんなことが、ずいぶんと長く日課になっています。寝る前の至福のひと時です。

きっかけは、「はちまつ養蜂農場」の方に「寝る前のはちみつがいいんだよ」と教えていただいたことから。寝る前に摂ると、ストレスホルモンを発生させないことにより、ぐっすりと眠ることができて、その日に起きたストレスや疲労を修復してくれる効果が期待できるそう。そう言われてから、この習慣が始まり、いつしか我が家にはなくてはならないものとなりました。

「はちまつ養蜂農場」のはちみつは、飼育時に抗生物質や害虫駆除薬を使用せず、また、加熱処理や花粉除去をしていないため酵素がそのまま生きています。場所は、奈良の大和茶の産地「月ヶ瀬」。昼夜の寒暖差が大きく、実をつける樹木花の蜜は、栄養価の高い、力強く芳醇なはちみつです。蜜蜂一匹が生涯で運べる蜜は、僅かティースプーン一杯なのだそうです。とてもとても希少なもの。ありがたくいただきたいものです。

種類は、「草花のはちみつ」と「樹木のはちみつ」の２種類。「草花」はやさしい味わいで、「樹木」は奥行きのある芳醇な味わいです。ヨーグルトに入れたり、ちょっとパンにのせたりも、もちろんおいしい。自分の口から入ったものが自分の体を作ることは間違いないわけで、純度の高い良いものをきちんと体に届けて、心と体を満たしてあげたいと思っています。主人もハマっているようで、寝る前にスプーンを取り出して、ペロリと食べる習慣、続いています。このはちみつをまだ食べたことのない方、騙されたと思ってぜひ食べてみて欲しい逸品です。

お店でもスコーンを提供する時に一緒にお出ししていますが、「なにこのはちみつ、おいしい！」という言葉をちらほらいただいています。120gの小瓶と、600gの大瓶があります。まずは小瓶から始めてみても。季節によって、食べ方によって、分けるのもありです。

草花の蜂蜜　大（600g）￥4,500、小（120g）￥1,350（れんげ、クローバー、ナタネ、タンポポなど、春の草花中心の蜜。香り高く上品な味）

樹木の蜂蜜大（600g）￥4,500、小（120g）￥1,350（椎、ソヨゴ、ハゼ、カキなど、初夏の樹木中心の蜜。力強い濃厚な味）

さらに、今日はこのはちみつを使った贅沢な一品を。

とても簡単ですが、どんなトマトでも格段に美味しくなるという魔法のレシピです。はちみつとレモンの甘酸っぱさがトマトに絡んでたまりません。友人たちからも「どうやって作るの？」とよく聞かれます。ただ、レシピを教えても、この蜂蜜でないとその味は再現できないらしく、「なんか違う！」という連絡をもらって、蜂蜜をセットで送ったことも。もう一つの隠し味は、広島の菅さんのレモンが秘訣かもしれません。その話は、また今度。

トマトマリネ

【材料】
・トマト……３個
・塩……適量
・はちみつ……大さじ２
・オリーブオイル……大さじ２
・レモン汁……大さじ２
・黒胡椒……適量

【作り方】
1　トマトを食べやすい大きさに切る。
2　１に塩を適量かける。
3　はちみつ、オリーブオイル、レモン汁を混ぜ合わせる（味見をしてみて、好みの味に）。
4　２に３を混ぜ合わせて、器に盛る。黒胡椒を上から挽いたら完成。
（※好みでみじん切りした玉ねぎや、大葉、茗荷を上にのせても）

（1枚目 写真：中島光行）

＊8月7日（土）まで、三重県「トンガ坂文庫」とのイベント企画を開催中。
期間限定の本屋さん「HJ BOOKS」として、 ジャンル問わず、魅力溢れる本たちが勢揃いしています。

→その他の「HJ GALLERY」の記事はこちらから
→その他の「今日のひとしな」の記事はこちらから