～「blank+」より vol.12 ～

秋田市の街の中心地を流れる旭川。その川沿いの緑豊かな閑静な住宅地に、ちいさなパン屋「川とパンと」はあります。

都内でベーグル専門店に勤務後、地元・秋田でイベント出店や委託販売のスタイルで、自家製パンを製造・販売していた「アンバイモモコ」さんが構えた念願のお店です。週２日のオープン日には、行列が出来る時間帯もあるほど、客足が途絶えない人気店。月に一度のパンの日に、当店でもお取り扱いさせていただいております。

ずっしりとしてもちもちとした食感と、豊かな香りが特徴の「川とパンと」のパンは、北海道産・はるゆたかと秋田県産・銀河のちからの２種類をブレンドし、お米由来の自家製酵母を使用。県内産の良質で安心安全な材料を選び、丸二日間低温でゆっくり発酵することで独特の食感を生み出しています。

つくり手のお人柄が練り込まれたようなパンは、材料や食材の旨味が感じられる毎日食しても飽きのこない味わいです。

３人のお子さんを育てる母である彼女は、子育てしながら夢も諦めず、状況に応じてスタイルを変えながら、楽しみながらパンづくりと向き合っているような気がします。

物語がはじまるような店名「川とパンと」。川のほとりからはじまる、その先の物語が楽しみです。

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