ありそうでない新感覚そうめん!「阿波半田手のべ」の阿波半田手延べそうめん~もどし生~
~「ラシクルモール」より vol.30 ~
今日はスタッフ小林が担当します。
日差しが強くなり夏が近づいていますね。そろそろ、そうめんが恋しい季節になってきました。徳島県の西部、美馬郡つるぎ町半田地区は半田そうめんの産地。ほかの地域のそうめんと比べ、太めでコシが強いことで有名です。今日は、そうめんはそうめんでも乾麺ではなく、また半田そうめんの中でも珍しい“半生”タイプの素麺を紹介します。
「半生」と聞けば、カラカラに乾かす途中の半乾きを想像しますよね。でも、「阿波半田手のべ」の「阿波半田手延べそうめん~もどし生~」は時間をかけて乾麺にした後に、霧の充満した部屋でゆっくりと半生に戻します。こうすることで、麺が再熟成され、さらにコシの強さが増し、美味しさも倍増します。
この半生素麺には特徴が2つあります。1つ目は、長さ。見てください、こちら。
1本の長さ2メートルほどの麺がそのまま入っていて、自分でお好みの長さにして食べることができます。欠点は長すぎて流しそうめんには向かないことでしょうか(笑)。
2つ目は「節」。節とは麺の製造過程で乾燥させる際に、棒にかかった部分を指します。通常この部分はカットされますが、この半生素麺の場合、麺を切っていないからこそ、節がそのまま付いてきます。乾燥の際に一番力のかかる部分なのでコシの強さは抜群。この部分だけ明らかに食感が違うので、アクセントになって一層楽しく美味しく味わうことができます。ちなみに節だけを切り落とした「ふしめん」もモールでは隠れた人気商品です。
ここでちょっと、そうめん豆知識を。JAS規格により、麺の太さが直径1.3ミリ未満の麺は「そうめん」、直径1.3ミリ以上、1.7ミリ未満の麺は「ひやむぎ」と定義されています。ところが、その規定にも例外が存在します。それが「半田そうめん」なんです。半田そうめんの太さは1.4~1.6ミリ程度ですが、江戸時代中期から作られはじめた長年の伝統と麺文化の地域性から、特別に「そうめん」の表記が認められているんですよ。
今年の夏はいつもと違ったそうめんはいかがでしょうか。珍しいので家族と、友人と、ワイワイ楽しめること間違いなしです。
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