120年以上受け継がれた杉樽から生まれる「濱醤油醸造場」の秘蔵しょうゆとだし醤油

今日のひとしな
2022.05.23

~「ラシクルモール」より vol.23 ~


今日はスタッフ井上が、「濱醤油醸造場」の秘蔵しょうゆとだし醤油をご紹介します。
「ラシクルモール」では、徳島のさまざまなおいしいものをスタッフが調理したり撮影したりするので、食べるのが仕事、みたいな側面もあります。好き嫌いもなく、食べることが大好きな私には本当~にありがたい(笑)。
そんななかで改めて気づいたのが、“調味料は、料理の楽しみを格段に広げてくれる”ということ。「おいしさのカギは調味料が握っている!」と言っても過言ではない(自分比)! これまでたくさんの調味料を撮影した結果、実感しています。


なかでもお醤油。食卓であまりにも当たり前にあるものなので、流れ作業のようにいつも同じメーカーの大きいボトルを買うばかり。違うものを試したことはほとんどありませんでした。


「濱醤油醸造場」を代表する、秘蔵しょうゆを初めて使ったときは、私にお醤油の味の違いが分かるのかな……という一抹の不安があったのが、正直なところ。ところが、瓶のふたを開けた途端、その不安は一瞬でどこかに吹き飛んでしまいました。

まず香りが全然違う! ちょっと鼻を刺すくらい、ふわぁっと一気に立ち上がってきたお醤油の香りが、香ばしくて深い。もう少しうまく表現できたらいいのですが、すみません、語彙力がなく(汗)。ぜひ、実際にこの香りをかいで欲しいです!


小皿に注ぐと、秘蔵しょうゆはとても濃くて、いつものお醤油の色よりさらに濃いような。お醤油そのものをめいいっぱい楽しむには、やっぱりお刺身かな〜と、早速お気に入りの海鮮丼を買ってきて食べてみました。少しトロッとしたお醤油は口当たりもよく、お魚によく絡む! 香り高くて深い味わいなので、魚の味をむしろ引き出してくれます。


この味わいは、「濱醤油醸造場」が明治30年の創業以来、なんと120年以上もの間、大切に受け継いできた杉樽で仕込まれるからこそ生まれるもの。杉樽に棲みついている乳酸菌などの微生物が、お醤油を美味しくしてくれています。昔から変わらない伝統製法により、お醤油は育ち続けているんですね。120年以上分の受け継がれた旨味が詰まっていると考えると、一滴の味わいもひとしおです。


ほかにも、国産の無農薬大豆や徳島の米など原材料の安心や安全にもこだわっています。「濱醤油醸造場」については「ラシクル」をぜひご一読ください。


そして、もう一つのおすすめがだし醤油。あ、かなり使い込んだ商品写真ですみません(汗)。
秘蔵しょうゆに、徳島特産の干し海老、昆布の一番だしなどなどがブレンドされています。秘蔵しょうゆよりもまろやかで優しい味わい。そのまま卵かけご飯にしたり、希釈して素麺のおつゆにしたりと、万能なだし醤油ですが、私がよく作るのが、ぶっかけうどん。

徳島の麺といえば、半田そうめんか徳島ラーメンがよく知られていますが、私は数年前、うどん県こと香川県に住んでいたこともあり、うどんもそれらと同じくらい好き。濃いめの出汁をぶっかけるぶっかけうどんや、お醤油だけをかける生醤油うどんをよく食べていました。頑張りたくない休日の定番昼ごはんです。


うどんに温泉卵、大根おろしやねぎ、しょうがなどの薬味をた〜っぷりのっけて、だし醤油をひとまわしするだけ。究極にシンプルかつ簡単! でもこのだし醤油のおかげで、グッと味わいがランクアップ。もう何杯でもいけてしまうんじゃないか、誰かをもてなしてもいいんじゃないか、という大満足な一品に仕上がります。

ところで、連載も後半に入り、そろそろバレちゃっていると思いますが、私が紹介するレシピって、かけるだけとか混ぜるだけとか、本当に簡単なものばかり……(笑)。でも、超お手軽なのに、もれなくおいしくて体にいい料理になっているのは、使うものがいいからなんですよね、結局。

定番のお醤油をいいものにするだけで、いつもの料理がもっとおいしくなりますよ。日々の食卓でおいしい! 楽しい! 時間が増えると、上機嫌。お醤油でメンタルも救われます(笑)。

「濱醤油醸造場」
■秘蔵しょうゆ
■だし醤油

写真協力:森香菜子(KIGIPRESS)

 

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