素敵な器を使った朝ごはんコラム、10月担当は「うつわとざっか　器人器人(きときと)」の岡本崇子さん

こんにちは。初めまして。
奈良県奈良市のきたまちにある「うつわとざっか　器人器人(きときと)」の岡本崇子と申します。
この度､「器店主の朝ごはん」の10月を担当させていただく事になりました。１ヶ月間、どうぞ よろしくお願いいたします。

弊店は近鉄奈良駅の北側、通称「きたまち」エリアの片隅の小さな路地奥にあります。
初めてこの街の名前を聞いた方は「きたまち？」となるかもしれませんね。
古くは奈良時代、鎌倉・室町・戦国・江戸・明治、そして現代…と連綿と歴史が刻まれ、各所に世界遺産や重要文化財が点在しつつ、近年はオーナーさんの個性溢れる素敵なカフェや飲食店、雑貨店やゲストハウスなどができ、でも変わらずのんびりほっこりとした空気の流れる、奈良の新しい観光スポットとして注目されているエリアです。

なので…

街のあちらこちらで東側を見れば、春は桜の愛らしいピンク、夏は鮮やかな芝生の緑、秋は紅葉で赤や黄色に染まり、冬は若草山焼きで黒くコゲ山に…と四季折々の姿を見せてくれる若草山を眺める事ができ、写真のように場所によっては大仏殿も一緒に拝む事が出来ます。

そして、奈良で鹿と言えば「奈良公園」にしかいないものと連想されるかと思いますが、きたまちでは普通に道路の真ん中を闊歩しています(笑)

そんなきたまちの片隅みにある案内看板の…

東は奈良時代から立っている転害門、西は聖武天皇陵、北には戦国時代に多聞城というお城があった多聞山が見える坂道を降りると…

「koharu café」さんと「シロクロ製靴」さんの看板と共に器人器人の看板が右側に見えてくるので、その横の路地へ…

「エッ?!ここって普通の住宅街では???」と思われるかと思いますが、この砂利道を勇気を出して進んでいただくと…

突き当りにこの細長い案内看板が見えてきます。
この案内の通り、右に曲がって「ズズッと奥へ」進んでもらうと…

「エッ?! いやっ これ もう どこかの家の庭に侵入するんじゃないの???」と不安でいっぱいになるかと思いますが、またまた勇気を出して歩みを進めていただくと…

こちらが先程の道路脇の看板にもあった「koharu café」さん。
ボウルランチやコーヒー、チーズケーキなどetcが美味しくて沢山のリピーターさんが通われる素敵なカフェです。

その先を進むと…

やっと、器人器人のある建物に到着(笑)
ここの1階が器人器人で、道路脇の看板にあった「シロクロ製靴」さんはこの建物の2階で上質な革靴やその方それぞれに合ったインソールを制作・販売されています。

靴を脱いで、この扉を開けて頂くと…

これらの写真の作品ﾀﾁが待っています。

器人器人では奈良の作家さんを始めに各地で制作されている陶器や磁器の器、木や和紙・版画などで作られた雑貨やオブジェ、海外で制作されたカトラリーやバッグなど幅広い作品を取り揃えています。

「作家モノ」と言うと、高級で使う前や使う毎にお手入れが必要で、ちょっと敷居が高いイメージがある方も多いかもしれませんが、器人器人でお取り扱いさせてもらっている作家さんの作品は個性豊かでワクワクする作品でいて、かつ 比較的リーズナブルで使い易く、お手入れも難しくない作品ばかりなので、日常に気軽に取り入れてもらい易い作品ばかりです。

靴を脱いで、まるでおうちにいるような感覚でのんびりと寛ぎながら、おうちに連れ帰って頂くお気に入りを見つけてもらえると嬉しく思います。

さて、わかりづらい場所にある店が故に店への経路や諸々のお話が長くなってしまいましたが…(笑)

元々 朝起きるのが苦手な上に、ここ数年は更年期症状を理由に朝食を食べない日も多く、そんな私がこんな素敵なサイトの記事を担当させてもらっていいものか…と悩みましたが、今回のこのありがたいお話を機に生活スタイルを見直し、再び 朝食を楽しめる自分になれたらいいなぁ…という気持ちでこれから4回に渡って器と朝食のｺﾄをお話させてもらえたら…と思っています。

この1ヶ月間、どうぞよろしくお願いいたします。

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