一皿で大満足「パンサラダ」
「暮らしの店en」小見映子さんvol.3
こんにちは。「暮らしの店en」の小見です。
朝ごはん連載も3回目となりました。本日もよろしくお願いいたします。
今日の朝ごはん
パンサラダ、野菜スープにヨーグルトです。
普段はパンサラダにコーヒーぐらいですが、昨夜作った野菜スープがおいしくて一緒にいただく事に。パンサラダセットみたいになりましたので、休日のブランチってところでしょうか。とは言っても、サラダの野菜は洗ってストックしてあるものですし、スープも盛り付けるだけです。パンだけは少し多めの油でこんがり焼き色を付けます。あとはお好みでハムやゆで卵を入れたり、ナッツやリンゴなど食感の違う物を入れたら更においしくなる気がします。
味付けはシンプルに少しのオイルに塩コショウですが、GOOD MORNING FARMさんの「トマトタルタルミックス」で酸味をプラスしました。玉ねぎ、人参、きゅうりにドライトマトをとても細かくカットしてピクルスにしたもの。程良い酸味と深い味わいでサラダもドレッシング要らずです。
掛分面取七寸鉢:俊彦窯
スープカップ:皐月窯
ぐい呑グラス・ピッチャー:西川孝次
箸:森川健二郎
スプーン・箸置き:公長齋小菅
ピクルス:GOOD MORNING FARM
俊彦窯さんの面取り鉢は一目惚れ。糠釉はもちろんですが、黒釉にも温かみを感じます。どっしりとした姿は普段使いにピッタリ。食事がとても落ち着いた雰囲気になります。
こちらのお皿に盛りつけたくてパンサラダを作るほどです。俊彦窯は兵庫県丹波立杭焼、日本の六古窯にも数えられます。周りを山々に囲まれたすり鉢状の盆地に丹波焼の窯元60軒が集まっている焼物の里です。
掛分面取七寸鉢:俊彦窯
スープカップは砥部焼、皐月窯さんのもの。2017年、お父様の中田窯さんから独立され開窯。ご夫婦共に砥部焼の伝統を受け継ぎながらも、若い新たな感性で日々作陶されています。今日のスープカップはご主人太郎さんのもの。程良い大きさと、包み込むような丸いフォルム。しのぎヘリンボーン柄もお気に入りです。時にはココアをたっぷり入れていただくのも冬の楽しみです。
スープカップ:皐月窯
ヨーグルトは西川孝次さんの吹きガラスに入れて。
こちらの小さめのグラスは、実はぐい呑み。西川さんのゆらめくようなガラスの質感が好きで、使わず眺めておくだけで大満足なのですが、使います!
ハーブを入れた器も実はピッチャー。ガラスは匂い移りがないので何を入れても大丈夫、色々工夫して楽しんで使っています。ガラスなのにとても温かみのある西川さんの吹きガラス。沖縄で修業され、今は故郷、尾道市瀬戸田町の工房で、畑を耕し海を見下ろしながら日々製作されています。
ぐい呑グラス・ピッチャー:西川孝次
今日使った器たちです。
朝からしっかり食べる習慣は昔から。そんな朝ごはんの器選びも楽しいものです。
毎朝一番にする事はハーブティーを淹れる事。今日はLITTLEWONDERSさんのハーブティーNo.13アップルカモミールにハチミツを入れ、少し甘くしていただきました。朝は忙しいので、立ち飲みしながらの朝支度です。普段ハーブティーはガラスのポットを使いますが、こちら森山窯さんの陶器のポットともよく似合います。
島根県大田市にある森山窯は、日本海を見下ろす高台にあります。山々に囲まれた古民家に、庭を眺めるように置かれたロクロ。静かに流れる時間にとても癒されます。
こちらの小ぶりなポットは夫婦二人暮らしにぴったりの大きさ。森山さんならではの持ち手ハンドルの握りやすさは格別です。お湯呑も森山窯のもの。ハーブティーでもこだわらず和の器を使います。
ポット・湯呑:森山窯
お茶を淹れる時に使う辻和金網の茶こしは、思い起こせば10年ぐらい前に購入したもの。当時大学生だった娘が豆腐すくいの金網作り体験をしたことなど、道具と共に良い思い出として残っています。網目の美しさと深い色合いに変化していく様にとても愛着を感じます。こうして長く使える道具や器が大好きです。
茶こし:辻和金網
次回は最後の朝ごはんとなります。引き続きよろしくお願いいたします。
広島県東広島市西条朝日町1-14
TEL:090-7997-9353
定休日:月曜、火曜
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