蒸籠にお任せな朝ごはん

「Licht（リヒト）」遊座さんvol.4

こんにちは。
3月の「器店主の朝ごはん」を担当させていただいている「Licht（リヒト）」遊座と申します。 

ごく普通なものを好きなうつわで食べるというシンプルな回が続きましたが、おつき合い下さった皆さまありがとうございます。今日で最終回となります。どうぞよろしくお願い致します。

今日は蒸篭にお任せのゆるい朝ごはん。休みの日はお昼兼用でのんびり食べることも多いです。いつもはフライパンで焼くようなソーセージ、じゃがいも、舞茸、キャベツなどをそのまま蒸篭へ。鍋では卵も茹でています。

部屋を片付けたり出掛ける準備をしたりしている間に蒸し上がるのでとっても楽な上に、ちょっと楽しい。野菜をたっぷりいただけるのもうれしいです。能登実登利さんの小皿と。

この日は米粉とさつまいもの饅頭も一緒に蒸してみました。天然酵母パンや小さく握った玄米おにぎりの日もあります。

シンプルな蒸しものは、お店でも好評の万能醬的調味料「LaLaLa Farm」さんの発酵ラララー油や、「Licht」 オリジナルソルトnamak＆オリーブオイルにもぴったり。そのほか、いただいた珍しい塩や、瓶入りの調味料をいろいろ楽しんでいます。

拘りある生産者さんの野菜は自分にとっては何よりのご馳走です。ちょうど関係者の方がわけて下さったタイミングだったので写真を撮ってみました。

以前お店でもご紹介させていただいた青春商店さんの手付きの蒸篭。台湾から届いたときのことを懐かしく思い出します。
小さなサイズは小回りがきいて意外なほど便利です。休日出勤の日はお弁当として持参、軽く温めなおして食べるという技をお客さまから教わり実践中（これは2月末の風景ですがストーブの上にのせています）。

台湾繋がりという感じで、食後は習い始めたばかりの中国茶を見よう見まねで淹れてみました。最近は美味しいお菓子をいただいたときには、お茶も丁寧に淹れて前より時間をかけてじっくり味わうようにしています。

道具もまだ揃っていないですが、日常でふつうに楽しむ時間を増やしながら、これからお客さまと一緒に勉強しながら、というスタンスです。これからお店でも茶器などご紹介できたらと思っています（こちらのうつわ等は全て私物）。

さて今回でさいごの回となりました。1ヶ月間おつき合いくださり、ありがとうございました。うつわ屋らしく？もっと凝った料理があってもよかったのかもですが、自分の日常の朝ごはんはこんな感じなのでした。振り返るとどの回も調理時間10分以下、日常生活の、特に朝の慌しいペースがこんなところに現れるのだなと我ながら面白く振り返っております。

機能的なうつわ、美しいうつわ、作家さんそれぞれの世界観を日常の中で楽しめるのは本当に豊かなことだと思います。またそれぞれのご家庭の食事のスタイルによって必要な品も異なるので、多様な食卓に添う作品をご紹介できる店になれたらと思っております。お近くにお越しのときにはお気軽にお立ち寄りくださいね。

この度は貴重な機会をありがとうございました。

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