10分煮るだけ!「肉じゃがのビール煮」レシピ

真藤舞衣子さん『煮もの 炊きもの』より vol.2
2017.01.31

煮もの 炊きもの』特集2回目の今日は、コクと照りがたまらない、「肉じゃがのビール煮」です。薄力粉を少し加えることで、じゃかいもに味がよく絡み、時間をかけてじっくり煮込んだかのような仕上がりになりますよ!

肉じゃがのビール煮
160520_0336

材料(4人分)

牛切り落とし肉…300g
じゃがいも…小6個(300g)
マッシュルーム…1パック
玉ねぎ…1個
A  バター…大さじ1½、オリーブ油…大さじ1
薄力粉…大さじ2
B  ビール、水…各1カップ、砂糖…大さじ1、ローリエ…1枚
塩、こしょう…各少々

レシピ


じゃがいも、マッシュルームは半分に切り、玉ねぎは薄切りにする。


鍋にAを入れて中火で熱し、牛肉を炒める。肉の色が変わったら玉ねぎを加えてしんなりするまで炒め、マッシュルームも加えて炒める。薄力粉をふるい入れ、ざっと混ぜ合わせる。


②にB、じゃがいもを加えて10分ほど煮、塩、こしょうで味を調える。

Memo
見た目は「肉じゃが」ですが、食べるとビールの苦みがふわっと広がり、新鮮です。これは本来、「カルボナード」というベルギーの郷土料理ですが、軽い口当たりの日本製ビールで作ると、私たちにもなじみやすい味に仕上がります。ビール効果で肉がやわらかくなり、バターでリッチなおいしさに。


煮ものをおいしくしてくれる調味料
140619_1138

「砂糖」

真っ白な上白糖ではなく、精製度が低いきび砂糖を使用しています。きび砂糖は漂白をしていないため、天然のミネラルやビタミン成分を多く含む栄養豊富な調味料。その素朴な甘さで料理を優しい味わいに導いてくれることも、愛用している理由のひとつです。


photo:福尾美雪

←その他の真藤舞衣子さんのレシピはこちらから

『煮もの 炊きもの』(主婦と生活社刊) 定価:1300円+税

14907-4
毎日使える! 食材の組み合わせが絶妙!! と、好評発売中のレシピ本『和えもの』に続く第二弾。鍋に素材を入れるだけで作れる、絶品のごはんとおかずを88品揃えました。

Profile

真藤舞衣子

Maiko Shindo

料理家。東京生まれ。会社勤務を経て、1年間京都の大徳寺内塔頭にて茶道を学び、畑作業や土木作業をしながら生活をする。その後、フランスのリッツエスコフィエに留学し、ディプロマ取得。東京の菓子店での勤務を経て、赤坂にカフェ&サロン「my-an」を開店する。6年半営んだ後、山梨と東京の二地域居住を開始。料理教室や食育活動、レシピ・商品開発などを行っている。2014年には山梨に「my-an」を再オープン。やまなし大使でもあり、移住などの支援も行っている。著書に『和えもの』『ボウルひとつで作れるこねないパン』(ともに主婦と生活社刊)など。
http://my-an.com

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ