和食の朝ごはん

「ao+水玉-アオトミズタマ-」千葉綾子さんvol.1

こんにちは。青森県弘前市で暮らしの道具店「ao+水玉-アオトミズタマ-」を営んでおります千葉綾子です。
11月から4回にわたり「器店主の朝ごはん」のコラムを担当させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

わが家は夫婦2人と息子、猫2匹の家族。
毎日朝5時前には起こしに来てくれる猫。はじめはどうにかもうちょっと寝ていたいと
寝たふりなどしていたのだけれど、顔なめ攻撃には勝てず。。。笑
おかげで今では早く起きて、近所を散歩したり、お庭の植物の手入れをしたりと朝活を楽しむ生活に。
この自分に少しだけ向き合える時間を持つことが大事だなと感じます。

お店の営業中はお昼ご飯も決まった時間に食べられないので、朝はしっかり食べたい派。
今日は作りおきの常備菜を添えた和食の朝ごはんです。


焼鮭を焼いている間に、お味噌汁をささっと作って、あとはいつも何種類か用意している
常備菜を盛りつけた和朝食をいただきました。

何種類かの器が並ぶときは、角のものやオーバル、輪花皿など輪郭が違う物をひとつ加えてあげると
全体にメリハリがついてお料理が引き立つのでおすすめです。

常備菜は常に3種類ほど朝のうちに用意しておきます。
これがあるだけで夕ご飯に時間と心の余裕が生まれます笑
今日の作り置きの常備菜は人参しりしり、サラダチキンの梅和え、ひじきのペペロンチーノ。
野田琺瑯の保存容器にいれて。いろいろなサイズがでていますがわが家はレクタングル深型Sを常備菜入れに、もう少し浅くて大きなサイズはボウルやバット替わりにしたり、お菓子作りの型としても。
ホーローはお手入れも簡単で冷凍、直火、オーブンも大丈夫なので日々の道具として毎日活躍してくれます。
機能的で無駄のないシンプルなデザインも気に入ってます。

今回使った器はこちら

長皿　田尾明子さん
飯碗　志村和晃さん
汁椀とお箸　高橋睦さん
カップ　江原法雄さん
ポット　宮古和人さん　　　　　　　　　　　
茶托　堀宏冶さん
竹の鍋敷き　FACTORY JIN&POKO

お店でもご紹介している高橋睦さんの漆器の器。
漆は特別なものと思われがちですが、日常でこそたくさん使ってほしい器です。
わたしも汁物だけではなく、丼ぶりやお鍋のとりわけにも使っていて、日々出番が多い器の一つです。
毎日使うことで艶が増し、手にしっとりと馴染んできました。

先日、小さな女の子が一生懸命自分で使うお箸を選んでくれました。
傍にいたお母さんもずっとやさしく見守っていて。
その時間がとても豊かで尊くて、素敵だなぁとうれしく思いました。
「毎日使うものだから。」
ぜひお箸ひとつから漆に触れてみてはいかがでしょうか。

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