伊勢市民のソウルフード 伊勢うどん

今日のひとしな
2024.03.21

〜「maple」より〜 vol.21

 

皆さんはお伊勢参りに伊勢市にいらしたことはありますか?
来ていただいたことがある方なら食べたことがある方も多いのではないでしょうか。
まだご存じない方のために、「伊勢うどん」をご紹介したいと思います。

伊勢うどんとは、三重県伊勢市を中心に食べられるうどんで、コシのない極太の麺に真っ黒いタレをかけて食べるうどんのこと。
実際、子供のころから風邪をひいたりして食欲がないと、必ず母が伊勢うどんを作ってくれたものです。病人が食べても大丈夫。それくらい優しいお味なんです。



麺は一般にスーパーで売られているうどんの約2倍くらいある極太麺でとても柔らかいんです。
見てください、このぶよぶよ感。


本当にコシがないので、お箸で軽く切れちゃいます。



タレはたまり醤油と出汁で作られていて色は黒く、一見味が濃そうに見えますが、実は甘みがあってまろやかでとても優しい味。

お店でも具材やトッピングが少なく、薬味は基本刻みネギのみととてもシンプル。
あとはお好みで一味唐辛子をかける程度です。



一般的なうどんとはかけ離れた見た目ですよね。(笑)
タレはいろんなメーカーさんのものを混ぜたりして、我が家では常にお試し中です。

【豆知識】・・少し伊勢うどんについて調べてみました。
『伊勢うどんの歴史は江戸時代よりも前からと古く、もともとは米作の少なかったこの土地の農民たちが自作の小麦を粉に曳いてうどんを打ち、同じく地味噌からできた、たまり醤油のことである「たまり」を少しかけて食べていたのが伊勢うどんの始まりだといわれているそうで、できるだけ手間がかからず延ばす手間がいらない太い麺と、安く済むネギだけの具といううどんが形作られたのではないかといわれています。
そして、お伊勢参りへの長旅で疲れた旅人の胃にも優しいように、消化の良いいやわらかい麺になったそうです』

なるほど~昔から考えられてますね~

そして、伊勢のおもてなし2009年に三重県の地域認定ブランドとして国から認定商標登録されました。
納得です。



我が家は主人も娘も大好きなので、常に冷凍庫に何袋かストックしています。
先日の朝ご飯を伊勢うどんにしたのですが、娘もお椀に少しづつ入れ4回ほどお代わりをして、最後は本当に美味しいときにだけ出す親指のグーサインが出ました。


子供からお年寄りまでに愛される、地元民にとってなじみ深いひとしな「伊勢うどん」まだの方、ぜひご賞味あれ!
そして、伊勢にお越しの際にはぜひmapleにもお立ち寄りくださいね。
以上、今日のひとしなでした。

 

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maple/メープル

三重県伊勢市佐八町1666-8
Tel:0596-39-8882
営業時間:10:00~17:00
定休日 水曜日
http://maple-ise.com
Instagram:@maple-ise

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