美容効果大!目からウロコの「ブロッコリーとりんごのサラダ」
浜内千波さん「浜内千波 調理の新常識」よりVol.2
夏らしい日が続いていますね。すでに夏バテ気味の人や、暑さでキッチンに立つのも辛いという人も多いのではないでしょうか? そんな中、せっかく作った料理が実は、栄養がほとんど抜けてしまっているとしたら? 手間を省いて、もっと美味しく作れるとしたら? ちょっとびっくりしてしまいますよね。
今回、ご登場いただくのは、テレビ番組やCM、雑誌でも活躍中の料理研究家・浜内千波さん。メーカーへのレシピ提供や商品開発、さらに受講3年待ちという人気の料理教室を主宰しています。
40年にわたり、家庭料理を研究してきた浜内さんが提案してくれたのは、いままで当たり前と思われてきた調理の常識を覆した〝新常識〟です。
「私はもともと研究することが大好きで、当たり前とされてきたことが、本当のところどうなのかしら、と思い始めたらじっとしていられず、徹底的に調べてみたり、実験を繰り返してみたり……。そうするうちに、調理科学の進歩や流通している食材の変化から、いままで常識と思われてきたことにも、誤りがあることがわかってきました。そして、常識にとらわれていたら、体にいいもの、美味しいものを捨てることになってしまうことに気づきました。といっても、難しい工程はひとつもありません。むしろ手間が省けることばかり。ぜひ、日々の食事作りにお役立てください。」
特集2日目の今日は、ブロッコリーにまつわる新常識です。
ブロッコリーは生で食べるべし!
生のブロッコリーにはビタミンCが非常に多く含まれ、その量はキャベツの3倍! 皮膚のシミやソバカスの色素沈着が防止できるという、女子にうれしい野菜です。
でも、ゆでてしまうとビタミンCが流失してしまい、栄養価が半減してしまうのです。実は、生でも食べられて茎の部分は甘いのです。丸ごと刻んで新鮮なおいしさと栄養をいただきましょう。さらにブロッコリーには、皮膚や粘膜の保護に役立つビタミンAも併せ持つので、AとCの相乗効果で美肌づくり効果が大! サラダにしてドレッシングをかけて食べると油も一緒にとれるので、老化防止も期待できます。
ブロッコリーとりんごのサラダ
【材料 (2人分)】
ブロッコリー…中1株(170g)
りんご…1/2個
A・マヨネーズ…大さじ2
・粒マスタード…小さじ1
・オリーブオイル…大さじ1
・塩、コショウ…各少々
【作り方】
1 ブロッコリーは茎を切り離し、花蕾の部分は小房に分けてザクザク切り、茎は皮をむいて薄切りにする。りんごは皮つきのまま、1㎝厚さのくし形に切る。
2 Aをよく混ぜ合わせ、1をあえる。
明日は、にんじんについての新常識です。栄養価満点の野菜ですが、ある食べ方をすると栄養価が一気に1.5倍にふえるのだとか……!?
どうぞお楽しみに!
PHOTO:廣瀬靖士
Profile
浜内千波(料理研究家)
ファミリークッキングスクールを主宰。和風から洋風・中華・エスニック・お菓子までこなすアイデア豊富な料理研究家。特に、基本を押さえつつ、料理をもっと手軽においしく作るワザには定評がある。雑誌や書籍のほか、講演、企業のメニュー開発などで多忙の日々。著書に『二菜ごはん』『生クリームだからおいしい! ふんわり、しっとりケーキ』(ともに主婦と生活社)、『朝に効くスープ 夜に効くスープ』(日本文芸社)など多数。
http://www.chinamisan.com/
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