お重でいただく、休日の朝ごはん
「器屋anjico」井口美緒さんvol.4
おはようございます!「器屋anjico」の井口美緒と申します。
11月の朝ごはんコラムを担当させていただいておりましたがいよい本日が最終回となりました。
今回もどうぞよろしくお付き合いくださいね。
さて最終回、タイトルが仰仰しい感じになり失礼しました、笑。
いつものわが家の朝食より、洗い物や手間は少ーし増えましたが簡単に楽しい朝ごはんとなりましたのでご紹介させてください。
実はこの11月、91歳の祖母が実家の方に1ヶ月ほど滞在しています。
こちらに来てから祖母は母が用意する食事に何度も
「器が素敵だと、ごはんがおいしいね〜」
「いつもと同じものでもよりおいしく感じるよ〜」
と器のチカラを感じて喜んでくれる様子だったので私もこの日は休みだったこともあり朝昼兼用ではあるけれど、「そうだ!おばあちゃんと朝ごはんを食べよう」と張り切ったわけです◎
それがこの「お重で食べる、朝ごはん」。
「kino work shop」さんの「くるみの木のお重」と日高直子さんの「お重のためのうつわ」 という、anjicoでコラボしていただいた器を使った朝食でした。
メニューは
・さつまいもごはん
・ひじき煮
・ほうれん草の白和え
・だし巻き玉子
・鯖の塩焼き
・大根おろし
・お漬物
・豚汁
玉子とお魚以外は前夜からのスライドと作り置きですが(朝からお魚焼かない私も初めて焼きましたよ、笑)、こうして「お重とうつわ」に盛り付けると丁寧な感じにもなるし、やっぱりテンションがすっごく上がる!!
お正月だけの出番にしておくのはもったいない、普段づかいにも楽しめる「kino work shop」さんのお重には、サンドイッチやお菓子を詰めてもワクワクします。
それにあわせて作ってくださった日高直子さんの器がとても料理を安心して盛り付けやすく助けてくれるので、すごく不器用な私でも”それなりに”イイ感じになるんですよ。
だから使うのが楽しいのです。器使いも馬子にも衣装という感じです。
日高直子さんの絵付けは人やどうぶつの仕草や表情が愛らしく、生き生きとした気配をほんのり感じて、気持ちも頬もふわっと緩みます。
盛り付ける前も、食べ終わった後も、癒されるんですよねー。
そして、木の豆皿にのせた小さなおしぼりは祖母作です。
今は炊事は無理ですが、いくつになっても何か手伝いたいという意欲は満々でこちらに来てからは夢中になって針仕事をしています。
そして味のある、可愛いおしぼりがたくさん出来ました。
祖母との朝ごはんで早速このおしぼりを出してみると「ほ〜!こうなるとかわいく見えるものだね〜」と喜んでくれました。新鮮な反応があるとお互い嬉しいものですね。
それでは<本日の器>はこちらです!
器にも、ちょっと赤が入ると元気になります◎
・くるみの木のお重 kino work shop さん
・お重のためのうつわ 日高直子さん
・急須 後藤義国さん
・箸置 後藤義国さん
・湯呑 八木橋昇さん
・木の豆皿 只木芳明さん
・お椀 木曽漆器(※当店でのお取り扱いはございません)
全4回に渡り、わが家の朝ごはんをご紹介させていただきましたが「あ、こんなにも器に助けられてる〜!!」こと、改めて気づきました。
簡単な家での食事だからこそ、使う器や合わせ方でだいぶよくなるんですよね!
わが家の食卓を支えてくれる器たちにもありがとうを言いたいです♡
1月の朝ごはんコラムに最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
次はぜひ、anjicoの店頭でお目にかかれましたら嬉しいです〜。
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