子供のための朝ごはん
「chigiri」西島千恵子さんvol.2
おはようございます。静岡県三島市にあります器のお店 「chigiri(チギリ) 」の 西島です。
12月の朝ごはんコラムを担当させていただいております。2回目となる今回は、息子の朝ごはんを通しての器の風景です。
食べさせる事と自分も含めての朝支度をすることは中々に慌ただしく、器屋店主といえど朝から「沢山のお皿やお碗を使って素敵に!」とはいかないのが現状。
もっぱらワンプレートにて盛り込むことが多くなります。なので、器はその日の朝ごはんに合わせて1枚を選びます。
定番の朝ごはんはこんな感じ。
皿:市野吉記さん、 汁椀:ふじい製作所、盆:中西洋人さん
市野さんの色安南手皿。かしこまりがちな和風のご飯は色絵で軽く明るく、子供さんにも向くと思います。汁椀はふじい製作所さんの漆。ひと回り小ぶりに仕上がっており、子供の掌にも心地良く収まります。
パンの朝ごはん。
木皿:ふじい製作所、 粉引皿 高木剛さん、スープ鉢:イイホシユミコさん
スプーン:宮下敬史さん、フォーク:AMIカトラリー
木皿:ふじい製作所、スープ鉢:戸塚佳奈
やはりパンの時にはオイル仕上げの木の器。トーストの湯気を上手に吸ってくれて、いつまでもサクッと美味しく頂けます。
小さい口のサイズに合わせて、時間のない朝でもひとくちでパクッと食べ易い大きさにカット。
吐く息が真っ白で耳も真っ赤になる早朝の登校。そんな冬の日にはお腹の中から温かくして送り出してあげたいもの。
にゅう麺の朝ごはんは、茹で時間も短くて朝向きです。
漆器:頂き物
冬は器も食器棚の中で冷えています。陶器の器に熱々の料理をよそっても、みるみる冷めてゆく。この季節は器を温めてから載せるひと手間を問われます。
でも朝にそんなゆとりは全くなし!なので、漆器の出番。優しい温かさを保ってくれます。
オマケに。
おやつに作っておいたプリンが、特別に朝ごはんにつく時もあり。とても寝起きが良くなります(笑)。
グラス:つよいこグラス、小皿:ありしろ道具店、スプーン:AMIカトラリー
小さな子供向けに作られた「つよいこグラス」。落としても割れにくく、持ちやすいデザイン。そして強化ガラス製なので熱湯や調理にも大丈夫。小さなサイズは我が家ではプリンを作る時に重宝してます。
次回3回目は、親達の朝ごはんの風景です。
朝だから許される甘ーい物、息子に内緒にしておきたい様なちょこっと悪い朝ごはんもお届けいたします。
それでは、次回もどうぞよろしくお願いいたします。
定休日:日曜 ・ 月曜または火曜
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