カレーの翌日朝ごはん
「リョク」水野あやさんvol.2
暖冬と言われる今年の冬ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
お天気や風邪の流行など、気になることは例年と変わらず、日々手洗いに勤しんでいる毎日です。「リョク」の店内でも受験真っ只中の親御さんも多く、お話していると、皆さんのお気持ちが身に染ています。
さて、今週もよろしくお願い致します。
我が家は週末の夜のどちらかはカレーやハヤシライスの日が多く、いつも多めに作って、翌日の朝はチーズをのせるだけの簡単リメイク朝ごはんにしています。
そんな時に大活躍するのが岡山のゆうらぼさん(千田稚子さん、三宅史家さんのお2人の陶芸ユニット)の耐熱グラタン皿。
もちろんグラタンにも使いますが、我が家ではこのリメイクカレーでの出番が一番多いです。
前日の片付けの際にこの器にそれぞれカレーを一人分ずつ小分けにして冷蔵庫へ。翌日は軽く電子レンジで温めた後、チーズをかけてトースターで焦げ目がつくまで温めます。
アラジンのトースターにこの器はギリギリ2つ入るので、忙しい朝に大変助かります。残りの1つはグリルへ入れるので、3つ同時に完了!食卓へ出してもしばらくグツグツいったままで、文明の利器を借りて温めているだけなのに、なんだかすごく手をかけて作ったように感じられて、耐熱の器のありがたさを実感してしまいます。
ミックスビーンズとひじきのサラダも昨日の残りなので盛り付けるだけ。
カレーに使うのは愛知の木全(きまた)俊吾さんの真鍮と木のスプーンです。
薄い真鍮なので、カレーの中のジャガイモをこのスプーンで切れ味よく切ることができます。とろけるチーズに切れ目を入れるのにもきれいに切れて使いやすい。可愛らしい見た目と実益を兼ね備えたスプーンです。
私はパンにカレーをのせて食べますが、夫と息子は断然白ごはん派です。
昨日の残りご飯はこれまた耐熱の萬古焼のおひつをこのまま電子レンジで温めなおして、食卓へ。そのまま出して各自好きなだけで食べます。
このおひつは優秀で、このまま電子レンジで温め直すと、炊き立てのようなふっくら感、のまま、食べることができます。ほぼ毎日のように使っていて、もう9年が経ちました。改めて今回このおひつを写真にしてみると、使っている時には馴染み過ぎていて気が付かなかったシミが結構付いていて、使っている感が溢れているなあと驚きました。それでも私の大事な相棒です。
お客さんの中にも、このおひつがないとダメ!という方がいらして、「ぶつけて割ってしまったのー」と「リョク」に駆け込む方もいらっしゃるほど。
自分がいいと思ったものを店頭に並べていますが、使ってみて同じようにこれはいい、と思ってもらえているんだと知れたこんな時こそ、うれしさがこみ上げてきます。
青のピッチャーは特にカレーなどお水を沢山飲みたい時に、テーブルにどーんと鎮座させておきます。おかわりの度にキッチンへ行くのは大変なので。
このピッチャーは時に花器としてお花をいけることもあります。花器としても見栄えのするこちらのピッチャーは栃木の茨木伸恵さんのものです。
お口直しのヨーグルトは香川の蠣崎マコトさんのダイヤグラス。本当は「飲む専門」のグラスだと思うのですが、形もとっても可愛らしいので、ヨーグルトやアイスを入れることもしばしば。何度も登場させたくなるグラスです。
今まで自分の食事風景を写真に収めることはほとんどありませんでした。
今回こうして自分の朝食の写真を撮る機会を頂いて、時間との戦いの朝、手をかけていない朝ごはんでもお気に入りの器のお陰でなんだかいい感じに見えてくれるんだ、と改めて発見できたように思います。だからこそ器選びは楽しい、と。
今晩の夕食もどの器を使おうかな。
本日使った器のご紹介です。
耐熱グラタン皿 陶工房ゆうらぼさん(千田稚子さん、三宅史家さん) (リョクでお取り扱いしている作家さん)
カレースプーン 木全俊吾さん (リョクでお取り扱いしている作家さん)
水のグラス 佐藤玲朗さん
白の四角板皿 崇心さん
ダイヤグラス 蠣崎マコトさん(リョクでお取り扱いしている作家さん)
小スプーン 菅原博之さん
ピッチャー 茨木伸恵さん(リョクでお取り扱いしている作家さん)
その他の器も作家さんの作品なのですが、すみません、お名前を失念しております。本日もお読み頂きありがとうございました。
岡山県倉敷市田ノ上896-3 1F
TEL:086-431-2227
営業時間:11:00~16:00
定休日: 日、月、火曜
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