お店がある時の朝ご飯
「うつわ羊」青山明子さんvol.1
1回目は、お店がある時の朝ご飯です。
朝ご飯はしっかり食べます。以前は簡単にトーストと紅茶でしたが、エネルギーがもちません。お米をしっかり食べるようになりました。
主役は飯碗です。忙しい朝ですから、パッと直感で選びます。皿や小鉢も同じく直感で。
お魚は、島根県浜田市で水揚げされる「アジ」の干物。島根は日本海に面しアジ、サバなどの青魚が水揚げされます。また、汽水湖(海水と淡水が混ざった)の宍道湖では七珍と呼ばれる魚介が有名。モロゲエビのから揚げや白魚の天ぷらは絶品です。
開店当初お客様から「魚を載せる長皿はありますか?」とお尋ねがあり、以来色々なタイプを揃えています。陶器・磁器・黒・白・緑・染付。
常備菜の切干大根の煮物や煮豆があると安心です。豆を煮ると、きちんと生活している気がします。豆皿に入れると可愛いですね。
味噌汁のニラと、お浸しの三つ葉とタンポポは自家栽培です。
納豆を食べると元気になれそうで、納豆ご飯を食べる事も多いです。飯碗を替えると雰囲気が変わりますね。
松江ではずっと以前、納豆を食べる習慣が無かったと聞きます。知人が県外から持ち帰ったら、家族に「腐ってる!」と捨てられたとか。今は広く食べられていますけど。
食後に和菓子というお楽しみ。春の愛らしいお饅頭、お煎茶で頂きます。
<使用した器>
〇飯碗 須谷窯(私物)
汁椀 岩舘隆さん/浄法寺(私物)
長皿 山口利枝さん
白磁小鉢 阿部春弥さん
輪花小皿 樋山真弓さん
陶器小皿 佐藤康さん(私物)
〇長皿 上から時計回りに
山口利枝さん、稲村真耶さん、高須健太郎さん、馬渡新平さん、吉田学さん
〇豆皿 左より
山口利枝さん、稲村真耶さん、樋山真弓さん
〇納豆ご飯飯碗 手前から時計回りに
高須健太郎さん、阿部春弥さん、樋山真弓さん
〇和菓子皿 岸野寛さん(私物)
湯のみ 蓮尾寧子さん
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