久々のハワイでしたいこと09「フラを、フラガールを、フラドールをあちこちで見たい！」

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メリークリスマス！ 2020年もそろそろ終わりに近づき、グッと寒さが増してきましたね。そんななか思い出すのは、ハワイの気持ちのいい風とゆる～んとした心地のいい温度。夕方、クヒオビーチで催されるフラを観ているときなんて、まさにそんな感じでした。

ハワイの心地よさを思い出すなかで気づいたのは、どのシーンの中にもいつもフラがあったなぁということ。こうしてビーチで観るフリーのフラや、劇場で観るもの、ショッピングセンターやホテルで……と、ハワイの日常にはフラが当たり前にあったんだなぁと、ハワイになかなか思うように行けなくなって気づいたのです。

クヒオビーチで夕方から催されているフリーのフラショー。生演奏のもと、キュートなフラガールたちが海に向かったステージで踊る様は、まさに昔から変わることのないハワイならではの風景なのではないかなぁ。こうして何十年も、観光客である私たちに癒しを与え続けてきてくれたフラに、なかなかお目にかかれなくなって久しい今日この頃。何気なく観ていたときもあったし、通りすがりに見つけて駆けつけたときもあったし、一番前の席を陣取って、今か今かとスタートを待って観たこともありました。状況はどうあれ、いつもそのキュートな姿に癒されると同時に、どうしてハワイに惹かれたかの奥底を突かれたような気持ちになり、励まされたり、涙したり、といろいろな思いを巡らせたものでした。

この観客の多さ、ここでのフラショーがまだ珍しかった頃の写真のようにも見えますが、そうではないんです。実はほんの1年半くらい前のもの。ずいぶん長いこと続いているけれど、それでもこんなにたくさんの人だかりができるほど、ずーっと変わることなく、観光客の人々を癒し、魅了し続けてきたショーなんだなぁと、このとき久しぶりに観て、じ～んとしました。

こちらは伝統的なルアウショーの中で披露されるフラ。オアフ島はもちろん、ハワイの各島で催されているルアウショーでは、こんなオールドスタイルのフラを観ることができます。なかでもオアフ島の西の方で長年続いている「ジャーマインルアウ」は、私の大のお気に入り。機会がありましたら、ぜひ、出かけてみてください。ワイキキから送迎のバスも出ていますので。

ホリデーシーズンにビーチに出かけると、スノーマンならぬ、こんなフラガール!? フラドール!? に出会えることも。お茶目なローカルの仕業ですかね。それにしてもかわいい♥

ハワイのヴィンテージストアに行くと、やっぱり目についてしまうキュートなフラドールたち。年代の古いものはかなりのお値段だし、コレクターアイテムってことで、手を出さずにおりましたが、ここ数年、ハマってきてしまい、実はいろいろ集まりつつあります。

右奥のベティ・ブープのフラドールは私の宝物で、1989年製。古いものを探すというよりも表情で選ぶことが多いかな。疲れているとき、ゆらゆら揺れるこの姿に癒されるんですよね～。

さらには、おもちゃのパッケージにビールにと、ハワイにいるとあっちにもこっちにもフラガール！ 中身はともかく、つい手に取っちゃいます。

「アロハスタジアム」で開催されるフリマ「スワップミート」で、お土産ものとしてお馴染みのこちら。クルマにつけてゆらゆらさせている友人もいます。まだ私は持っていないけれど……いつもこのずらりと並ぶ姿に、ついニンマリしちゃうんですよね～。

こちらは、ワイキキのおしゃれなホテル「レイロウ」のフロントに飾られたヴィンテージ フラドール。いつ見ても圧巻！ よくお客さんにこれを買いたいと言われて困っているのだそうですよ～。でも、そういう気持ち、めちゃわかりますけどね。あぁ、またお目にかかりたいなぁ。

「カハラホテル」のエレベーター内では、いつでもヴィンテージフラドールがお出迎え。あぁ、ハワイにいるんだなぁって、お目にかかるたびにうれしくてニンマリ。

「ヒルトンホテル」が毎週金曜日に打ち上げる花火の前に催されるフラショー。これがすっごくいい！ オールドスタイルのハワイを感じられるステージと仕上げの花火に毎度、胸がキューン。花火はこのフラショーの締めくくりの演出なのだそうですよ。

ダイヤモンドヘッドをバックにフラガールが見られる、「ロイヤルハワイアン」のルアウショー。トロピカルな空気感と“ザ・ハワイ”な景色。やっぱりハワイに行ったら一度はこんな景色を拝みたい。と、オールドハワイを愛する私は思うわけです。

王道が続きますよー！　ハワイ好きの方は、あ、どこかで観たことある! と、お気づきかもしれません。そうです、ここはハワイ旅に出たら、おそらく一度ならず、なんだったら毎日でも通るかもしれない「ロイヤルハワイアンセンター」内のステージです。朝や昼間はフラレッスンが開催されていたり、夕方からはさまざまなハラウ（フラ教室）の方々がこうして生演奏のもと、フラショーを繰り広げたりするところ。ここは、芝生に座ってのんびり観られるっていうのもいいんですよね～。

お店のメニューにも、椅子の背もたれにも～～～！ 本当にあちこちで目にしていたフラガール＆ドール。キュートなお姿に、知らぬ間に癒されていたんだなぁ。

かくいう私も、ほんの少しではありますが、フラを嗜んでおります。これはハワイ生まれ、ハワイ育ちの友人ハイディと、ハワイ暮らし30年以上の現地コーディネーターで友人の内野 亮さんとともに作った『LOCAL HAWAII』（京阪神エルマガジン社）という本の制作時、ハイディとともに海辺で、これまたハワイ在住30年以上のクムフラエミコさんにフラレッスンを受けたときのワンシーン。憧れのフラガールのようには到底慣れっこないけれど、ここで教わったことやハワイでの日々を思い出しながら、日本でステップをふむ日々。来年こそは、大手を振ってハワイに行けるようになりますように。そして世界がもとのように行き来できるようになりますように。祈る年末です。

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