和紙や牛革を使用した縄文編みバッグの展示会が大岡山「岡の」で開催
今週の「おでかけ&お買いもの情報」は、デイリー連載『今日のひとしな』にもご登場いただいた「岡の」の店主・片岡亜紀子さんから届いた素敵なお知らせを。
和紙でできた縄文編みバッグは、編み目がなんとも涼し気で夏のコーディネートにもピッタリ。ぜひチェックしてみてくださいね。
このバッグとの出会いは3年ほど前。
布とも革とも、プラスチックとも違う風合いの、なんとも雰囲気のあるバッグをお持ちの方に思わず声をおかけしたのが馴れ初めです。
お声がけしたまさにその方が作られたという和紙のバッグは、柔らかな風合いと陰影、独特な編み目模様が特徴で、一目惚れでした。
とにかく軽い。シャラシャラとした鎖状の肩紐が繊細でおしゃれで、よい雰囲気を出しています。
肩から何本か紐が落ちている姿も、なんともよい感じです。
作り手の濱崎美祐紀さんがこの縄文編みという編み方で製作されるのには大きな理由があります。
故郷の新潟県粟島で、その名前の通り縄文時代から途絶えることなく島に続いてている手仕事なのです。
濱崎さんの親世代、祖父母世代に島に当たり前にあったあらゆる手業は、濱崎さんの時代になると、急速に失われていきます。
15歳で島から出た濱崎さんは、東京での暮らしの中で、自分の故郷を見直すようになりました。
和紙でスタートしたしたこの縄文編みバッグは、昨年は新たな試みとして牛革でも初お披露目。
和紙とはまた違う、しっかりとした存在感。独特の編みの模様に、目が留まりす。
デザインも、肩紐を長く斜めがけをした可愛らしいサイズ感のものから、
あちこちお買い物をしても全部入れられるような、大きめなトートー型のバッグまで、欲しい形が色々です。
大きめで脇にはさむバッグは、昨年お求めの方にも好評で、使うほどに柔らかく愛着が湧いてくるとおっしゃいます。
和紙のバッグは汚れが気になったら手洗いすることもできますが、経年変化を愉しみたいという方には革のバッグをぜひお試し頂きたいです。
そしてこの展示会の隠れた目玉でもある、革紐のブレスレットが繊細さとラフさのバランスがよく、かっこいいのです。
パーツ部分は濱崎さんと親交の深いジュエリーデザイナーの立川博章さんの手によるもの。立川さんのショップ「装身具LCF」のセンスのつまったシルバーの輝きが大人のさりげないおしゃれを演出しています。
作り手の濱崎さんはもう3年以上故郷には戻れていないと話しますが、製作をしている時間は故郷とつながっている時間。
今を生きる、変わり続けるデザインの中に、島の記憶が受け継がれています。
和紙の縄文編みショルダーバッグ ¥20,900〜
牛革のショルダーバッグ ¥30,800〜
牛革のトートーバッグ ¥85,800〜
牛革ブレスレット ¥8,800(1連) ¥13,200(3連)
「native」縄文編みバッグ展示会
principle of overprint
プリンシプル オブ オーバープリント
2022年6月10日(金)~19日(日)
※6月13日(月)お休み
金土日 12-19時 6/10,11,12と17,18,19
平日 12-17時 6/14,15,16
ご来店の方が優先となりますが、会期終了後に一部作品をHPにてご購入頂けます。
お問い合わせはメールやインスタグラム経由でメッセージをお送りください。
※返信に2日ほどお時間を頂く場合がございます。
okano.shop@icloud.com
〒152-0033 目黒区大岡山1-6-4
インスタグラム @oka_no.oookayama
HP https://www.oka-no.com/
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