【ただいまハワイ#05】ワイキキでの朝・昼・晩を賢く楽しむ、味わう

暮らすように旅する Travel Hawaii
2023.12.06


旅人ですから、そりゃあ、なんだかんだでワイキキに一日中いることだってまぁ、あります。
楽しいハワイですが、気になるのはこの円安! のん気に飲んで食べて、買い物してというわけにはいきません。でもおいしいものは食べたいし、海を眺めながらのんびりした時間も過ごしたい! と思うのは当たり前。3年半ぶりの私も、まずはそこを考えました。そしてやっぱりベタがいい! ど真ん中のハワイを楽しみたいと思ったわけです。


そんなこんなのワイキキでの朝・昼・晩。これが意外と、というとなんですが、ホテルのレストランがとっても便利、かつ私の願いを叶えてくれるところだったわけです。今回特においしかった、気持ちよかった、ほっこりできた、私的ベスト3をご紹介いたします!

 


 

朝からステーキ!


まずは朝ごはんから。こちらは「ヒルトン ハワイアン ビレッジ」内の「バリ オーシャンフロント」。以前はディナータイムのみの営業でしたが、現在はブレックファストタイムも! 店名も「バリ ステーキ&シーフード」から「バリ オーシャンフロント」に変わり、朝からステーキが楽しめるレストランになったんです。朝からステーキ! は、非日常の旅ならではのお楽しみ。しかも遅起きの私にしてみたらブランチみたいなものなので、むしろガッツリは、ウェルカム&最高でした。


オーダーしたのは、キャラメリゼしたオニオンとペッパージャックチーズ、マッシュルームなどを、ワイアルア農場のケージフリーオーガニックエッグがふんわり包み込んだ「チョリソー&マッシュルームオムレツ($30)」。


そしてもちろんステーキも($40)。こちらはマウイオニオンデミグラスがかかった、ニューヨークストリップロインステーキ(約280g)に、2Eggの目玉焼き、アイランドスタイルのフライドライスという迫力のメニュー。


デザートには、フレッシュなベリー類が贅沢にのった、プナルウスイートブレッドフレンチトースト($30)もオーダーしちゃいました。

この3皿を3人でシェアしたので、思っていた以上に量もお値段的にもちょうどよかったんです。しかも目の前には、広がる海と空。ザ・ハワイな景色を眺めながらの贅沢な朝の時間を過ごせ、久しぶりの友人たちとの話にも花が咲きました。

 


 

ランチミーティング後の
ハッピーアワー


ワイキキでミーティングというと、何かとここを指定しがちな私です。「シェラトン プリンセス カイウラニ」の1階にある、トロピカルなバー&レストラン「スプラッシュ バー」。


ここはワイキキのど真ん中にありながら、プールサイドでのんびり過ごせる穴場的な場所。



目印はこのティキたち。トロピカル感満載なところもお気に入りのここは、2023年にホノルルマガジンの“ハレアイナ賞”のベストバー・フード部門で金賞を受賞するなど、フードのおいしさもお墨付きなんです。


ランチにはホノルルの漁港で水揚げされたマグロを使ったポケ ボウル($25)がマスト。海藻とマウイ島クラ産のオニオンが味わいにアクセントをプラスしているここのポケ ボウルは、お値段も量も、味わいも私的にちょうど良しなのです。


ハワイ在住の友人のおすすめは、ナスのカツサンド($20)。ナスのカツ? と思ったんですが、これがジューシーで、ヘルシーで、お年頃の私の胃袋にちょうどいい! しかも自家製のとんかつソースだなんて、凝ってますよね〜。もうちょっとヘルシーを欲するときにはゆず チルド そば ヌードルサラダ($19)! 海藻も野菜もたっぷりでお酒のつまみにもなるので、どちらもおすすめされてから何回も食べに行ってしまったほど。


お得なのは、毎日15〜17時のハッピーアワー。打ち合わせランチ後にはカクテルとビール!! というのが、私の楽しみ(コナブリューイングカンパニーのビールが、ハッピーアワーなら$7! カクテルは$12!)。久しぶりの今回も、変わらず、同じようにワイキキど真ん中の静かなこの場所で、こっそりハッピーアワーを楽しみました。

そうそう、もうひとつ。プリンセス マイタイとカイウラニ和牛チーズバーガーを注文すると、1点につき$1が、「シェラトン マウイ リゾート&スパ」の従業員を支援する「アロハ フォー シェラトン マウイ オハナ リリーフ ファンド」に寄付されるそう。ハワイに滞在してこうした活動にも小さく貢献できるのはハワイ好きとしてはありがたいことです。急遽作った物を販売して声高に募金を謳うのではなく、まだまだ長く続けていかなくてはならないだろうマウイへの支援をこうして地道に支えている活動があることを知れたのは心底よかったし、胸が熱くなったことのひとつでした。もちろん滞在中は何杯も飲みに行きました〜。

 


 

夕日を堪能しながらの
ビュッフェディナー

ディナーこそ、ワイキキにホテルがある我々旅人としては、近くで食べて早く帰ってふかふかベッドに寝転がりたいし、サンセットも楽しみながらディナーを満喫したいときがありますよね。久しぶりのハワイ旅ならなおのこと。懐かしいハワイの夕陽を毎日でも堪能したいと思うわけで……。


そんな話をしていたら、「ハイアット リージェンシー ワイキキ」のブッフェが新しくなったらしいから行こうよ! と、ナイスなお誘いが。


ハイアットリージェンシーの3階のレストランは、16年ほど前に内野亮さんと一緒に作った本『Aloha Book』の中にも書いた通り、いつも朝ごはんを食べに行っていたところ。眺めの良さはもちろん、味がいいことも知っていましたが、少しご無沙汰していたので、原点回帰的な気分で楽しみに出かけました。


パンデミックでブッフェがクローズしていたこともあり、各レストランやホテルのブッフェの再開はハワイ全体としてもうれしいニュースだったと友人たちから聞いていたので、そういう意味でも今回はどこかでブッフェを味わいたいと思っていたのです。


「ザ ビュッフェ アット ハイアット」の再開は2023年6月。ハワイ近海の鮮魚のお刺身、ズワイガニ、シュリンプカクテル、アヒポケ、カウアイ島産のシュリンプのグリルなどのシーフードのほか、上質な牛肉などがズラリ。



さらに特筆すべきは、世界中から注目されている韓国料理が追加されたということ。コリアンバーベキューや和州牛のプルコギ、ベジタブルビビンバ、キンパといったベーシックなものから、キムチとベーコンのカルボナーラや韓国風フライドチキンなども。デザートの8種のフレーバーとトッピングを使い、自分で作るアイスクリームサンデーが私たち的に盛り上がりました!


テーブルとお料理ステーションを行ったり来たりしていたら、うっとりするほどロマンチックなサンセットタイムが目の前に! ワイワイ盛り上がっていた女子会でしたが、このサンセットには思わずみんな言葉もなく見入ってしまいました。で、真っ暗になってからは、またワイワイ! 大勢で盛り上がるにもナイスなハイアットの新しいブッフェ。お子さんや高齢のご両親と一緒の家族大勢旅行のときにもピッタリ(大人$79、6〜12歳$39、5歳以下無料)。



眺めも、お値段も、そして何よりお料理がやっぱりおいしいハイアット。来年には、まだまだ元気でいてほしい高齢の両親をぜひ連れて来るぞーと、一人胸に誓う私でした。

 

←その他の「Travell Hawaii」の記事はこちらから

 

Bali Oceanfront(バリ オーシャンフロント)
2005 Kalia Rd., Honolulu Rainbow Tower M2F
808-941-2254
7:00〜11:30(毎日)、17:00〜21:00(火〜木)、17:00〜22:00(金、土)
定休:月曜
https://www.hiltonhawaiianvillage.jp/Dining/Bali-Oceanfront.htm

 

Splash Bar at The Sheraton Princess Kaiulani(スプラッシュ バー アット ザ シェラトン プリンセス カイウラニ)
120 Kaiulani Ave., Honolulu
808-931-8653
Breakfast/6:30〜10:30(月〜金)、6:30〜11:30(土、日)
Lunch&Dinner/10:30〜21:00(月〜金)、11:30〜21:00(土、日)
Happy Hour/15:00〜17:00
Bar/6:30〜22:00
https://www.splashbarwaikiki.com/jp/

 

The Buffet at Hyatt(ザ ビュッフェ アット ハイアット)
2424 Kalakaua Ave., Honolulu Diamond Head Tower 3F
808-923-1234(予約)
17:00〜21:30(入店は21:00まで)
定休:なし
https://www.hyattwaikiki.jp

Profile

赤澤かおり

Kaori Akazawa

料理と旅、暮らしまわりのことを中心に執筆・編集を行う。ハワイ渡航歴150回以上。『THIS IS GUIDE BOOK IN HAWAII』『Travel Hawaii』(ともに主婦と生活社)、『Hawaii note ハワイ手帖』(KADOKAWA)などハワイにまつわる著書多数。最新刊は『人生にはいつも料理本があった』(筑摩書房)。
Instagram「@kaoriakazawa.akalohasunny

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ