山口編vol.3 時間を忘れてゆっくりと、好きな本や雑貨をみつけて「ロバの本屋」

地元のおしゃれさんが 案内する 小さな旅
2024.02.17

本州の最西端に位置し、日本海・瀬戸内海・響灘の3つの海に囲まれた山口県。
CMや映画のロケ地としても度々使われる角島大橋は、コバルトブルーの海と白い砂浜の絶景がフォトジェニックでSNSでも大人気です。
紙ものと文房具のお店「つつみ舎」さんに、お店のある山陰側のおすすめスポットをピックアップしていただきましたよ。

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さて、今回も長門市です。海を一望できる千畳敷から俵山へと向かいます。
西の横綱と言われる俵山温泉があり、その温泉街から車で5分ほどの山に囲まれポツンと現れるお店「ロバの本屋」のご紹介です。



店内ゆっくりお楽しみください。
もともと牛舎だった小屋をこつこつと改築してできあがった空間です。
出来上がる前を知っているので、扉や窓や店内の棚などあちこちに気遣い感じてとても落ち着く場所なのです。
看板犬のビクターがお出迎えしてくれます。



壁一面に本がずらり。
行くと必ず料理本の棚の前にいます。まだ見たことない本を開いたり、前に開いた本をまた開いてみたり。
建築の本や旅の本、世界の国々の本や、暮らしにまつわる本、植物の本、詩集や画集、新書、古本と手にしたことのない本だらけ。

 


気になる本をみつけたら椅子に座ってページをめくってみます。
いつもなら通り過ぎてしまう本を選んでいることも。ここで過ごすから出会う本もあるのかな、と思います。
ここは古本の棚で、古い映画のパンフレットなども並んでいました。



本の他にも、紙ものや文房具、器など生活に使う道具なども並んでいます。
糸や布、ボタンなど手芸材料はこれから増えていくようです。
編み物の本をみつけたら毛糸を選ぶこともできるし、気になる毛糸をみつけたら本を探すことも同時にできるのです。



本以外のもので心踊らされることも多く、ついついあれもこれもと買いものを楽しんでしまいます。
発見がいっぱいで、帰り道はいつもやりたいことで頭がいっぱいに。



入り口の扉をあけるとすぐが喫茶スペースです。
席が空いているときは、コーヒー飲みながらゆっくりと過ごします。スケジュール帳を開いて頭の整理や気分転換したり。
ビクターが隣に座って相手をしてくれることも。(どこかでみたこのあるような…つつみ舎のびの父さんです)
猫たちもときどき挨拶しにやって来てくれます。



窓から見える景色は同じようで季節によって全く違います。
ときどき、イベントや展覧会なども開催されていて、この日は手紡ぎ手織りの作家さんの展覧会中でした。
HPにスケジュールが掲載されているので、気になる展覧会に併せて旅の計画をたてるのもいいのかも。
居心地よいのでゆっくりとお過ごしください。



時間あるようでしたら、俵山温泉街へ。
昔ながらの町並みを歩いて、立ち寄り湯の「町の湯」「白猿の湯」であたたまってください。
お土産に猿まんじゅうもおすすめです。

 

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ロバの本屋(ロバノホンヤ)

山口県長門市俵山6994
TEL:0837-29-0377
営業時間:11:00~17:00
定休日:水木金曜日+不定
*展示会中は無休(会期終了後に振替休みあり)
https://www.roba-books.com/
Instagram:@roba_no_honya

 

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