ワイキキで一番老舗のホテル「モアナ サーフライダー ウェスティン リゾート&スパ」

暮らすように旅する Travel Hawaii
2018.12.24

赤澤かおり的 Hawaiiホテルガイドvol.6~


Aloha! トラベルエッセイストの赤澤かおりです。いよいよ年末。平成最後のクリスマス&年末、どのようにお過ごしでしょうか? これからハワイへの旅を計画される方も、春休み、あるいは夏休みに向けての旅をお考えの方も、このホテルガイド特集を、次のホテル選びの参考にしていただけたらうれしいです。第6回目は、1901年創業の老舗ラグジュアリーホテル「モアナ サーフライダー ウェスティン リゾート&スパ」で過ごす、優雅な時間をお届けいたします!

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ハワイ好きなら知らない人はいないだろうというここは、今から100年以上前、ワイキキ初のホテルとして建てられ、今もなお、旅人たちはもちろん、ローカルの人々にも愛され続けているところ。そもそもは1901年「モアナホテル」として開業。1952年、その横、ダイヤモンドヘッド側に「サーフライダーホテル」がオープン。1969年に「シェラトン・サーフライダー」がホテルの西側に建てられ、「モアナ サーフライダー ウェスティン リゾート&スパ」の原型となったのだそう。

創業当時からのヴィクトリア調の建築や醸し出す優雅な雰囲気から“The First Lady of Waikiki”と称されている、というのは有名なお話。私、個人的には3棟あるうちの「バニヤン・ウィング」と呼ばれる、中庭を取り囲むように建てられた低層の棟が好きで、予約の時はそこをリクエストするようにしております。が、最近、ハワイ好きの友人たちから「ダイヤモンド・ウィング」の方も、落ち着いていていいよ、との声が多く、気になっていました。そんなわけで、両方のお部屋をチェックしてきました。

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まばゆい光の向こうに海がのぞき見えるふたつの出入口と、やわらかな日差しが降り注ぐエントランスは、一歩足を踏み入れるたびに気持ちがふわぁっと緩まるところ。吹き抜けになっている天井から下げられたクラシカルなシャンデリアや、創業当時から使用されているというエレベーターには、その歴史の深さを感じさせられます。

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こちらはフロント前にさりげなく置かれているフレーバーウォーター。イチゴとレモンを合わせたほんのり甘い味わいと、ベビーピンクな色合いがハワイにピッタリ。ここを通過するたび、ちょくちょくここで“トロピカルウォーター休憩”するのも、ワイキキでのお楽しみ♡

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エントランスに入ってすぐ左手の、ソファーなどがある空間の奥の棚には、ヴィンテージのフラドールや写真など、歴史や古いもの好きにはたまらないものがぎっしり。時間ができると、これらを眺めにぶらぶらしに来るのは、ワイキキにいるときのお決まりコース。何度見ても飽きない、古き良きハワイが詰まっているところです。

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こちらは、「ダイヤモンド・ウィング」のオーシャンフロントルーム。このタワーは全室オーシャンビューで、海にも近い目線で楽しめるとあって、ハワイ通の間で人気の部屋。部屋のセレクトもついついヴィンテージ方向に寄りがちな私でしたが、ほんと、この棟のお部屋は落ち着いた雰囲気といい、海に向かうド正面な方向といい、かなり好みでした。次回はここをリクエストしてみたいと思います!

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そしてこちらが、中庭のバニヤンツリーを囲むように建っている「バニヤン・ウィング」のお部屋。レモンクリーム色の壁に木目を基調にしたインテリアが落ち着く~。ベッドに寝転がりながら、バニヤンツリーとその向こうに海が望めるここは、私の大好きな部屋のひとつ。海に向かって左側のウイングの先端のお部屋からはダイヤモンドヘッドも見えて、最高です!

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こちらはすべてのお部屋にセットされている、心地よく眠るためのラベンダーの香りのスプレー。これをひと吹き、シュッとしてからベッドに入ると、ぐっすり眠れること間違いなし。ほんと、素敵なおもてなしです。

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ところで皆さん、「モアナ サーフライダー」にランドリールームがあるのを知っていましたか? ラグジュアリーなホテルというと、クリーニングをお願いする方向に考えがちですが、実は地下にこんな立派なランドリールームがあるんですよ。もちろん宿泊の方のみしか使用できませんので、あしからず。

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各ゲストルームに配されているアメニティは、香りも使い心地もいいことでファン多し。このセットは、ホテル内の「モアナ ラニ スパ ~ヘブンリー スパ バイ ウェスティン~」で購入できますので、おみやげにしてもグーですよ。

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エントランスを抜けると、まばゆい海と空はすぐそこ。オープンエアが気持ちいい「ザ・ビーチ・バー」で昼間からビールやカクテル飲みつつ、読書したりするのが最高なんです。でも、たいていは酔っ払って読書どころじゃなくなり、部屋に戻ってちょいと気持ちよく昼寝っていうのがいつものパターン。なかなか成長しきれず……。でも、そんなことも含めて、まるっとうけとめてくれるのが、長い歴史を育んできたこのホテルならではの懐の深さなのです。

「モアナ サーフライダー ウェスティン リゾート&スパ」
2365 Kalakaua Ave., Honolulu
http://www.moanasurfrider.jp/

 

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Profile

赤澤かおり

Kaori Akazawa

料理と旅、暮らしまわりのことを中心に執筆・編集を行う。ハワイ渡航歴100回以上。『THIS IS GUIDE BOOK IN HAWAII』『Travel Hawaii』(ともに主婦と生活社)など、ハワイにまつわる著書も多数。最新刊は『Hawaii note ハワイ手帖』(KADOKAWA)。
Instagram「@akalohasunny

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