高崎・前橋編vol.3 赤いギンガムチェックが愛らしい本格ガレットのお店「Café Le Cocon(カフェ ル ココン)」

地元のおしゃれさんが 案内する 小さな旅
2019.03.16

「matka (まとか)」吉井美晴さん

4回にわたって高崎・前橋のお店をご紹介させていただく街コラム、3回目は前橋市に移動して、ガレットとクレープのお店「Café Le Cocon(カフェ ル ココン)」のご紹介です。

 

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photo:吉井淳一 text:吉井美晴

 

遠方からご来店くださるお客様も多い私たちのお店「matka(まとか)」 。店内でゆっくり過ごされたお客様が必ず帰り際に聞かれるのは、近隣のお出かけ情報。聞かれるたびに、温泉、美術館、公園、とご案内させて頂いておりますが、私が学生時代を過ごしたお隣の前橋市をおすすめする事も多いです。

 

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JR高崎駅から電車を乗り継いで15分。JR両毛線前橋駅からは少々歩きますが、市街地の中央を悠々と流れる広瀬川沿いに、真っ赤な看板を目印にした「Café Le Cocon(カフェ ル ココン)」はあります。フランス語で「Cocon=繭」を意味する店名。生糸の街である前橋市の繭と、ガレットの包むさまをかけた店名です。

 

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高崎市のお店紹介でご案内させていただいた「ヤマワラウ」に続き、「matka(マトカ)」のデザイン部門である夫がデザインを担当させて頂いたお店です。表情豊かで落ち着いた色味の炭モルタルのカウンターに、真っ赤なギンガムチェックが映える店内。ガレットの本場・フランスでも働いていたオーナーの磯さんが、「フランスらしく」と店舗イメージを組み立てる中心にあったのが真っ赤なギンガムチェックでした。可愛らしさと懐かしさを感じるチェックが、美味しさの目印になってくれています。

 

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ガレットの名店「LE BRETAGNE(ル・ブルターニュ)」で働いていた磯さん。本場仕込みの本格的なガレットがいただけます。テーブル席から、磯さんのガレットを焼く様子を覗き見るのがお料理を待つ間の楽しみ。フランスで定番のシンプルなガレット、クレープのほか、その季節を楽しめるようにと、その時季のお野菜や果物を盛り込んだ季節のガレットとクレープもあり、豊富なメニューが嬉しい。何度足を運んでも、毎回メニューを選ぶのに時間がかかってしまうのです。

 

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今日のセレクト……私は「たっぷりスープのコース」、夫はお野菜山盛りの「季節のガレットコース」。たっぷりなスープにサラダ、チーズガレットがついてくるので、スープコースだけでも大満足なのですが、食いしん坊な私はもちろん季節のガレットもシェアさせてもらいお腹いっぱいです。スープの内容も季節ごとに変わるので、店頭でチェックしてみてください。

 

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毎回毎回、今日は控えめに……と言いながら、季節のクレープメニューを教えてもらうと、我慢できにずオーダーしてしまうデザートクレープ。こちらも月替わりのメニューです。素材の組み合わせから盛りつけまでが毎回新鮮で、食いしん坊な私達の大好きなお店「Café Le Cocon(カフェ ル ココン)」。高崎にあったら良かったのに、と言いながらもお隣前橋市までついつい足繁く通ってしまうのです。

 

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季節の良い時は、窓の外で柳の葉が川面に吹く風でふわりふわりと揺れます。文化的な落ち着いた空気が流れる前橋。のんびりとお出かけいただけますと嬉しいです。

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Café Le Cocon(カフェ ル ココン)

MAP:
群馬県前橋市千代田町3-2-12
JR両毛線前橋駅より徒歩20分
☏:027-888-6138
営業時間:火曜-土曜 11:00〜19:00(LO 18:30)
日曜 11:00〜16:00(LO 15:30)
月曜定休・そのほか不定休あり、お店のインスタグラムで確認を
instagram : @cafe_lecocon

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