ハワイのスーパーマーケットで変わったもの、変わらないもの

赤澤かおり的　Hawaii ガイド

海外旅行の楽しみといえば、食べること。レストランやカフェでのおいしいものめぐりはもちろんですが、その国や土地ならではのローカルな食文化を垣間見ることができるスーパーめぐりもまた、欠かせない楽しみなのです。だから時間ができると、あてもなくブラブラとスーパーへ。「やっぱりこれおいしいよねー」ってものから「あら！ これ新しい！」ってものなどをご紹介したいと思いまーす。

ハワイのスーパーで昔から変わらないものといえば、この卵のパッケージ。これ欲しさに25個入りくらいの大きなパックを買い、日本に帰って小物入れにしていたこともあった20年以上前……。今見てもやっぱりかわいいなー。

そして、パッケージといえば、わりと段ボールマニアでして、かわいい箱を見つけると欲しくなってしまうという謎の物欲を持っております。この段ボールも欲しかったもののひとつ。買い物していたら、もらうのをうっかり忘れてしまったので、また次回に！ 

トランクに余裕があるときに、ちょいと１本買い足すのがこちら。ハワイのスーパーで売っている、しょうゆです。以前よりもずいぶんバリエーションが増えましたが、なんともいえぬ味わいはそのまま。昔のひょろりとしたAloha Shoyuのガラス瓶にわざわざ詰め替えて使っています。が、こういうことをしている日本人のハワイ愛、ご理解いただけるでしょうか?　ローカルの皆様、ww！

到着後、初日の買い出しで、ちょっと試してみたい飲み物をいくつか購入するのが、何十年も変わらぬ私の旅のクセ。今回は、最近人気のFood Landのプライベートブランド「maikai」のスパークリングココナッツウォーターとグレープフルーツスパークリングウォーター、それにオレンジウォーターってもんを買ってみました。

で、結果からいうと、どれも正解。もっと言うと、このスイカのココナッツウォーターがめちゃくちゃおいしくて、セールになっているたびに買い込んでは朝晩ゴクゴク飲んでおりました。そもそもココナッツウォーターのぼやけた味がどうにも腑に落ちなかったんですが、これで自分的にココナッツウォーターに着地できた感じ。ココナッツウォーターオンリーではなく、スパークリングとスイカがプラスオンされてはいるけれどね。「maikai」ブランドはこれ以外にも、パンケーキとかポテチとかいろいろあるので、皆様もぜひためしてみてくださいませ。

ブレッドコーナーやケーキ類も、毎回チェック。この変わらないファンキーな色味のケーキがずらりと並ぶ姿が大好き。以前、ポットラックパーティーにウケ狙いで持って行ったら、本気でみんな喜んでいてちょっと驚いたこともありましたが、おそらくこのカラフルケーキは、ローカルにとってはソウルフードなのかもしれないですね～。そういう私も、滞在中一度は食べてしまうようになってしまいました。なんともいえぬ味わいが後を引くのよ～。

カットしてあるものがこうしてひとつずつパッケージされているので、一人ハワイでも、ちょこっと食べたいなってときにも便利なんです♡

「Ono Pops」のリーヒンパウダーは最近のものですが、昔から「リーヒンパウダー」というものがハワイにはありまして、これは何かと言いますと、ローカルの皆様が大好きな「リーヒンムイ」の粉。「リーヒンムイ」とは、いわゆる甘酸っぱい干し梅ぼしのこと（梅干しを干しているからさらにシワシワでやや固め）。クラックシードと呼ばれる、ドライフルーツなどを売っているお店で量り売りしておりますが、そんなにいっぱいはいらないので、時々この粉を買ってはアイスにかけたり、パンケーキにふってみたりしてハワイを懐かしんでおります。市販のかき氷アイスのみぞれにかけてもおいしいんですよ。

そうそう、アイスクリームといえば、たとえホテルの小さな冷蔵庫だろうと、最近、マストで買ってしまうのがこのアイスクリーム（上段の方のもの）。かつてはカウアイ島のナチュラルスーパーでしか見かけることのなかったブランドでしたが、最近、Whole Foodsに入ったようで、うれしくて、うれしくて毎回違う味にチャレンジ中。買ったらひとりで即食べちゃうので、冷凍庫の必要なしです。

おやつ系がちょこっと食べたいときは、フードランドのチチモチ。最初はこの色味のかわいさに惹かれて買ってみたけれど、今となってはコーヒーにも合うし、腹持ちもいいしで、ハワイにおける小腹のマストアイテムとなりました。

そして最後は、何かとお世話になっていますってことで、つい手が伸びちゃうお弁当たち。ひとりハワイのときは特に。なぜ、ハワイに来てまでこれを！？ とお思いでしょう。それが違うんですよ、日本のあの味わいとは。一度食べてみてください。この味付け。なんとも懐かしくって、いつも甘じょっぱくて濃い味付けをしていた祖母を思い出す、ハワイでの不思議体験。そしてこのお値段もまた、ね、旅人に優しいじゃないですか、ねー！

変わらないといえば、変わってない。でも、変わったといえば、変わったのが、スーパーとはまったく関係ありませんが、ワイキキのビーチウォーク沿いの低層ホテル「Pagoda Waikiki」。かつては「Hawaiiana Hotel」という名で営業されていまして、なんともノスタルジックで好きだったのですが、オーナーが次々代わり、学生寮になったりした後、なんと2019年6月に突如、リ・オープン。ハワイ好きの方ならご存知の老舗ホテル「Pagoda」のもう一つのホテルとしてスタートしたというわけです。簡易キッチンがついている部屋がほとんどなので、スーパーで買ってきたものを温めたり、フルーツを食べたりするにも便利。

中身はそう変わってはいませんでしたが、まぁ経営が変わると少しは変わりますよね、うん、時代の流れってこういうことなのかなーと、久しぶりに滞在してみて思った次第でした。また、ひとりハワイの時には滞在するかもなって感じです。アロハ！

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