ラオスから届いた、温もりのある木のカトラリー

今日のひとしな
2020.10.19

~「ツクリテ」よりvol.19 ~

ラオスはタイ、カンボジア、ベトナム、中国、ミャンマーの5カ国と国境を接した内陸国です。国土は236,800平方㎞と日本の本州ほどの広さ。かつてはインドシナの戦火に巻き込まれ、また、アジアの経済危機の影響をストレートに受けたこともあり、海外からの経済援助に頼っています。ですが、その中で暮らす人々の心は常に豊かで、笑顔を絶やさない‟微笑みの国”です。

また、ラオスは農業国であり、輸出産業としては木材と水力発電による電力の輸出がメイン。伝統的産業は絹、木綿の手織物、銀細工、竹製品、木製品、竹製品です。消費人口が少ない為、工場は小規模のものがほとんど。近年では小規模な工業製品を作る工場が出来つつあります。ですが、大部分の工業製品は輸入に頼っている状態です。

本日ご紹介するカトラリーは、そんなラオスに日本の「庄助工業」が創設し、運営している現地の工場で作られています。

「庄助工業」は親子三人で運営されている岡山県の会社です。元々お父様が経営されていた木工工場をラオスに作られたのがはじまりで、その頃はテーブル、家具、フローリングなどを作られていたそうです。

今現在、工場の形態は変わったものの、現地のスタッフに木工を教えながらお父様が滞在し、運営されていて、カトラリーのデザインもお父様とお客様からのご意見などからによるものだそう。そして、息子さんである西山さんが、日本でそのカトラリーたちの橋渡しをされています。

ラオスカトラリー・おたま¥1,800(税込)

その木のカトラリーたちはひとつひとつ、とても温もりのある愛嬌ある形をしていて、どれをとっても個性豊かな表情です。思わず手に取らずにはいられなくなる不思議な存在。種類も豊富で様々な形や大きさ、用途の物があるので少しずつ集めていく楽しさもあります。

ラオスカトラリー・小さいスプーン ¥550(税込)

ラオスカトラリー・珈琲メジャースプーン ¥1,900(税込)

ラオスカトラリー・レンゲスプーン ¥1,000(税込)

素材となるのは花梨とラオス松、ケーム(枝材)、チークの4種類。当店では主に花梨とラオス松のものを取り扱っています。自然系オイル(天然オイル樹脂、天然ワックス、環境への安全性が高い溶剤、無鉛乾燥剤をベースにしています)を使い、日本の工場で仕上げられています。

新しく木を切ったものはなるべく使わず、山から出る利用しない部分や製材所で余った木材などを活用して作られています。環境にも使う人にも優しいカトラリー。安心して使えることも、日々使うものとしてとても重要なことです。

ラオスカトラリー・薬味スプーン ¥400(税込)

ラオスカトラリー・珈琲メジャースプーン ¥1,900(税込)

フォルムの愛らしさだけでなく使い勝手も良く、日々の食卓を脇役ながら支えています。おかずを取り分けるサーバー、調味料を掬うための小さなスプーン。無くても困らないものだけど、有ると豊かな気持ちになるもの。これって結構大切なことだと思います。

大げさではなく道具ひとつで、日々の暮らしにほんの少しのゆとりが持てるのではないかと感じます。

ラオスのカトラリーシリーズは、店頭・オンラインストアにてぜひご覧ください。

 

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ツクリテ

北九州市門司区柳町2-6-29-101
TEL:093-342-9251
営業時間:11:00-17:00
定休日:月/日(第1・3)
https://www.tsukurite.info/
Instagram「@tsukurite

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