‟家飲み”を楽しむなら! 陶芸家・松本かおるさんのお酒の器

今日のひとしな
2021.03.14

~「nagaya.」よりvol.14 ~

コロナ禍で、家でお酒を飲む方も増えたかもしれません。今日は家飲みでぜひお勧めしたい、陶芸家松本かおるさんのお酒の器についてです。

松本かおるさんは、岡山県備前陶芸センターで学び、備前焼の陶芸家・星正幸氏に師事。現在は漆器の産地の能登にお住まいです。松本さんの器は備前の焼締用のキメが細かい土を使い、さらにヤスリで何度も磨き上げます。

焼締と聞くと、どっしりした男らしい雰囲気のものを想像する方が多いかもしれませんが、大変薄く軽く、女性らしい軽やかで優しい雰囲気。お酒の器としてお勧めする理由は、備前焼のような釉薬のかかっていない焼締の器は、小さな凹凸が表面に無数にあるため空気がたくさん入り、水がまろやかになると言われているからです。

大きめのビアマグは、ビールはもちろん焼酎の水割りなどにもおすすめ。ビールは注ぐと泡がきめ細かくクリーミーになり、泡の寿命も長くなります。

また、足のないワイングラスのような形状のものも。くるくるっと中に入ったワインを回してもこぼれにくく、ワインの香りを楽しめる形になっています。

能登に住む松本さんらしい作品は、こちらのお猪口。焼締の器に全体に三度刷毛で漆を塗り上げています。陶器に漆を塗る技法自体は、「陶胎漆器」と言って平安時代ごろまで用いられていたそうです。木工や釉薬の発展により一時姿を消した技法とされてきました。漆を塗ることで口当たりが滑らかになり、お互いの良い点を引き立てあったお猪口ともいえます。

他にも、松本さんの手掛けるお皿も揃えています。こちらもぜひ一度、お手に取っていただきたいひとしなです。

 

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