今日は何を盛りつけよう? 料理が引き立つ、中西申幸さんの器
~「nagaya.」よりvol.30 ~
徳島在住の陶芸家・中西申幸さんのご紹介をさせていただきます。
中西さんは作陶歴も長く、とても快活で、信頼できるお兄さんのような存在。お話するといつも刺激を頂いています。大阪生まれで、2000年京都伝統工芸専門校卒業、2003年から徳島県上板町にて築窯し、作品を作り始めました。最近では中国で個展を開催するなど、大変人気の作家さんです。
シンプルな粉引や鉄釉のシリーズを長年定番としています。すっきりした形でお料理の盛り付けが映える、考えられたサイズ感です。地が白いものには、焼成中に出るぽつっとした鉄分の焼け跡があり、その焼け跡は作品によって出る場所や大きさは違い、うつわのひとつひとつの個性となっています。
「nagaya.」でもフラットな刷毛目の入ったプレートを喫茶で使用しています。ワンプレートランチにも、ケーキとパフェのプレートにもぴったりなサイズで、渋い雰囲気でお料理を引き立てるお料理大好きな方には、おすすめな一枚です。
また、最近では雀の姿の染付が可愛らしい鳥遊戯のシリーズや、型押しをした上に化粧土を入れやきあげる手のこんだ象嵌のシリーズも展開して人気を得ています。この二つは色合いも相対した雰囲気で、定番のシンプルな中西さんの器に合わせると、食卓に華やかな変化をつけてくれます。
「nagaya.」では少し先になりますが、来年の秋に中西さんの個展を予定しています。展示会ごとに新作を発表されているので、どんな作品が生まれてくるか、今からとても楽しみです。
住所:徳島県徳島市沖浜町大木247番地
TEL:088-635-8393
営業時間:12:00-18:00
定休日:木曜、金曜
オンラインショップ
instagram:@nagaya.tokushima
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