食卓にリズムが生まれる 十場天伸さんの漆スリップ

今日のひとしな
2021.04.20

~「Taine」よりvol.20 ~

本日のひとしなは、十場天伸さんの漆スリップをご紹介いたします。

神戸市郊外の自然豊かな里山で、「つくも窯」として活動する十場天伸さん。

躍動的な模様のスリップウェアや薪窯による奥行きのある瑠璃色のソーダ釉等、伝統的な技法をベースに独自の感性で唯一無二の豊かな表情を魅せる器を作陶しています。

 
今回ご紹介する「漆スリップ」は、陶器とは知らず手に取って、驚かれるお客様が多い作品です。

焼き締めの器に漆を全体に塗布し拭き取り、150~200度で焼き付けた「陶胎漆器」と呼ばれるもので、木やレザーのような味わい深い表情が特徴です。



化粧土(スリップ)で描かれた力強く伸びやかな文様。

丸みのある優しい印象の白漆スリップ。

マットな質感、躍動的なスリップ模様が食材を際立たせ、シンプルなお料理もこの器を使うとたちまちランクアップ(笑)。

我が家でも愛用していますが、揚げ物・サラダ・パスタ・デザートなど種類を問わず、さまざまなシーンで活用しています。また、お客様のおもてなしにも大変重宝しております。

モダンでプリミティブな雰囲気の中に、どこか懐かしさの感じられる「漆スリップ」。ぜひ普段の食卓に取り入れてみてくださいね。

ちなみに……深い星空のようなブルーが美しいソーダ釉のうつわ。こちらもオススメです。意外と何をのせても合うんですよ。

今日は、休日に作ったカレーを盛りつけてみました。食卓にリズムが出て、お料理もはえます。

10月には個展の開催も決定しております。「Taine」の空間にたくさんの十場天伸さんの作品……今から楽しみで仕方ありません。

 

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Taine

住所:石川県金沢市里見町12
TEL:076-264-0783
営業時間:12:00-19:00
定休日:火曜、水曜
https://www.taine-kanazawa.com/
instagram:@__taine

 

 

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