じっと見つめて、世界が広がる「Alongatable」のハーバリウム

～「monbus」よりvol.20 ～

自然の多い信州の暮らしでも、お家の中に植物を置きたくて、常に何かしら育て続けています。アイビーや多肉は増やしたり、切り花はスワッグを作ったり、そのままドライフラワーにして長く楽しむ。

数年前から、その草花をより扱いやすい状態で長く楽しむ事ができるハーバリウムに人気が集まって、よく目にするようになりました。その多くは鮮やかなお花や可愛らしいビーズ等が使われ、ワークショップで手作りされたものなども。

そんな中、出会ったのが「Alongatable（アロンガテーブル）」のハーバリウム。最初の印象は「‟アンティークのボタニカルアート”が生きているかのよう！」。そして、こんなに透明感のあるハーバリウムは見たことがなく、思わず手に取りました。

細部にまでこだわってボトリングされた草花、アンティークの標本の様な手書きのラベル、仕上げの封蝋。その全てが美しいハーバリウムです。

そのままでも美しいですが、光を当ててみます。すると、まるで草原に光が、ひんやりと少し霧がかった様な、そんな景色が広がります。

『標高900mの世界と思い出の収集』

行く事は出来なくても体感することができたら……、想像することができたら……、と作家の盛田さんの見た幻想的な景色が落とし込まれています。

お家時間、ふとした瞬間にその光景を感じられる。
それはとても素敵な時間だと思います。

（スタッフ・ラリカ）

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