存在感のある「TUKI」のtype-2サロペット

～ 「エイトデイズ」より vol.19 ～

今日は「TUKI」のデニムサロペットです。「TUKI」は2回目の登場ですね。

このサロペットはtype-2と呼ばれています。これはtype-1からtype-3まである、「TＵKI」の定番デニムシリーズの中の一つです。最初にリリースされたtype-1は、オーソドックスな５ポケットジーンズです。岡山のボトムス専門メーカーが発売するデニム、、とくれば、想像するのは古いシャトル織機で織られたセルビッジデニムみたいなものだと思います。ところが「TUKI」がリリースしたのは、高速織機で織られた、耳もなく綿糸も使っていない、レプリカデニムとは対極にあるようなごく普通のジーンズだったのです。ジーパンなんてこんなもんで十分、、という声が聞こえてきそうな、90年代の最後のアメリカ製501をちょっぴり彷彿させるような、そんなジーンズ。不思議な新鮮さと同時に、ある種の潔さが感じられた事を思い出します。その後、同生地を使った革新的なシルエットのtype-3（人気のモデルです）があり、最後にtype-2としてこのサロペットが発売されました。

オーバーオールは通常、「Lee」のジェルトデニムに代表されるようにオンスの軽い生地が使われますが、こちらはジーンズと同じ生地です。最初は手ごわそうな風合いに躊躇される方が多いですが、試着してみるとその存在感とシルエットの良さが感じられ、気に入っていただけるようです。またホワイトステッチにしたことで、同じデニム生地でもtype-1とは違った表情を出すことに成功しています。

「潔い」というのは「TUKI」のプロダクツ全般に感じられるニュアンスです。それは量産品に対する彼らなりの誠実さ、なのかも知れません。製品洗いや製品染めを一切しないという彼らのスタンスは、それを端的に表しているようです。

tuki type-2 サロペット size 0,2,4 ￥41,800（38,000）

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