ニットの上からつけたい「フーコ」のレザーバングル<Wスカラップ>
~フーコより vol.2~
レザーバングルを販売するようになってから、質問されるのがやはりその作り方。「尻尾の部分ですか?」とか「足の部分かな?」とか、もともと輪っかになっている細い革の部分を思い浮かべてくださるのが微笑ましい。継ぎ目のないレザーバングルの作り方、なぜ平らな一枚の革が輪っかになるのかがわかってから、考えついたのが今日ご紹介するレザーバングル<Wスカラップ>である。
普段目にするところ、馴染み深いところでいうと、洋服やハンカチの端のところにこの波型の刺繍が施されているのを見かけたことがあるのではないだろうか? スカラップは刺繍などの手芸の世界でも見かける形、お菓子作りをする方なら、クッキーの抜き型でもスカラップ型といった名前のついた波型の抜き型をご覧になったことある方もいらっしゃるだろう。そもそもスカラップとはホタテ貝のこと。ホタテ貝を並べたような半円を連ねた波形をスカラップと呼ぶそうだ。
そして私は大のスカラップ好き。なんでこんなに惹かれてしまうのか自分でも理由は定かではないのだが、刺繍でもクッキーでもスカラップの形を見ると心がウキウキする。革の輪っかを見た時からこのスカラップ型をバングルのアイディアにできないかと考えていた。靴作家の曽田耕さんにイメージのスケッチと紙で作ったサンプルを見せると次の日には「できたよ」とこのレザーバングルを持ってきてくれたのだった。
寒くなってウールのリブニットなどを着る時にはニットの上から身に付けたいと思っている。
革を薄く漉くことをせず、ゴロンとしたプリミティブな表情だからこそ、身につけた時の存在感が濃い印象になるのだろう。
フーコ オンラインショップ
レザーバングル<Wスカラップ>¥6,500+tax
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