無塗装&無漂白。家族分を揃えたくなる「Wood Head」の五稜箸

今日のひとしな
2022.05.21

~「ラシクルモール」より vol.21 ~


今日は、スタッフの山田が自宅で愛用している「五稜箸」をご紹介します。


五稜箸はその名のとおり、五角形に切り出された杉のお箸です。重量はなんと5グラム! A4用紙1枚と同じ重さなんです!! とても軽くて持ちやすい。先も細くて、小さなお豆さんも簡単に掴めます。思わず、お豆運び競争をしたくなるほど。

特徴はその形だけでありません。手にしたときにふわ~っと香る杉の香り。これは無塗装&無漂白で作られている証です。


このお箸は徳島県の南部に位置する山間部、那賀町の木頭地区で作られています。木頭地区は人口1,000人ほどの「四国のチベット」と呼ばれる自然豊かな小さな集落です。かつては林業で栄えたこの町も、海外から安価な木材が大量に輸入されるようになり、林業は衰退。人口も減り、手入れの行き届かない杉林がぐっと増えているそう。


木は増えすぎると、日光が根元まで届かないから、適度に伐採しなければなりません。でも、伐採は主に曲がったり、折れたりしている木が選ばれ、切った後は処分されることがほとんど。その伐採された杉の木で作られたのが、この「五稜箸」なんです。毎日使うお箸だからこそ、こんな背景に思いを寄せながら使いたいもの。実際、私は森林問題に対して何か特別なことをしているわけではないけれど、せめてこのお箸を使うことで、間接的に役に立てている気がして……。少し誇らしい気持ちで使っています。


短めの子ども用もあります。五角形のおかげですべりにくいようで、5歳の娘もしっかり持て、お箸使いが上手になりました。どうやら、若くしてその魅力にとりつかれたよう。キャラクターものしか使わなかった娘が、今や「五稜箸」一択! 無塗装&無漂白だから、たとえお箸をカミカミしたとしても安心。親としてはありがたいポイントです。

「山に木がいっぱいになってお部屋が狭くなっちゃったから、ちょっと切ってお部屋を広くしたの。その時、切った木で作られたお箸なんよ」。時折食卓でそんな会話をしながら、今日も我が家の食卓には家族分の「五稜箸」が並びます。

「Wood Head」
■五稜箸木頭朱杉 ※長さ21cmもあります
■五稜箸木頭朱杉 一膳ギフト

写真協力:古賀美穂子(EARS編集室)

 

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