いつもの鍋だからこそ、お気遣いなく　‟ステンレス”三層鋼雪平鍋

～「LADER」より vol.11 ～

雪平鍋はアルミが定番で、熱伝導率が高いのでお湯がすぐ沸いて汁物にはもってこいだけど、アルミは酸とアルカリに弱く、お酢を使ったり重曹で磨いたりには向かないという一面もあります。ズボラな僕にはそういうことを気にせず、他の鍋と同じように扱えるステンレス製が向いています。

ステンレスだけど三層鋼で熱効率を良くしてあるし、板厚も薄くしてあるのでアルミの雪平と同じような使用感です。朝のお味噌汁もササッとできますよ。雪平はよく使うから作業台の前に吊って収納したい派なんですけど、こちらは取っ手がフックに掛けられるのもうれしいポイントです。

ちなみに、熱くなりそうな取手ですけど、あったかくなる程度なので素手で持って使えます。

あと、見た目に和の要素がないのも雰囲気を統一できていいなと思います。

アルミの雪平の伝統的な雰囲気も好きなんですけど、自分のキッチンに置くとなると周りとのバランスを取るのが難しいんですよね。和食のお店の凛とした厨房がかっこよくて、思い切って自宅のキッチンをそっち方向に舵を切ってみるかと考えたこともあったんですけど、自分はそのキッチンに似合うような凛とした人間じゃないなと思って諦めました(笑)。

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